本製品を使用したアプリケーションを実行するには、実行環境に本製品のランタイムファイルが必要です。そのため、本製品を使用したアプリケーションを配布する場合、ランタイムファイルをアプリケーションと共に配布する必要があります。
補足: 当ドキュメントでは、ランタイムファイルなどの再配布できるファイルを総称して、再配布可能ファイルと呼びます。
Silverlight アプリケーションの場合
Silverlight のアプリケーションは、.xap(ザップと呼びます)という拡張子がついたアプリケーションパッケージ形式となります。これは、実行ファイル(DLL)とアプリケーションマニフェスト(AppManifest.xaml)を zip 形式で圧縮したものです。
Silverlight コンポーネントを使用したアプリケーションを実行するには、.xap ファイル内に Silverlight コンポーネントのランタイムファイルが含まれている必要があります。
メモ: 通常、Visual Studio もしくは Expression Blend 上でプロジェクトのビルドあるいはリビルドを実行すると、実行に必要なアセンブリファイルなどが組み込まれた .xapファイルが自動で作成されます。ユーザーがアプリケーションマニフェストを直接編集したり、アセンブリファイルを .xap ファイル内に手動で格納する必要はありません。
ランタイムファイルの配布に関する注意
ランタイムファイルを、サーバーアプリケーションに組み込んで配布する場合、サーバーライセンスが必要です。サーバーライセンスについての詳細は、付属のリリースノート(ReleaseNote_C1Studio.htm)の[ソフトウェア使用許諾契約書]および[ライセンスに関する注意事項]を参照してください。
ランタイムファイルは、単独で配布することはできません。本製品を用いて開発したアプリケーションとともに配布することのみ許諾されています。
本製品に含まれているファイルのうちランタイムファイル以外のファイルは配布できません。
アプリケーションの運用環境には、製品自体をインストールする必要はありません。
ランタイムファイル
本製品のランタイムファイルは、各ユーザーガイドの「コンポーネントのランタイムファイル」の項を参照してください。
ランタイムファイルの配布方法
ランタイムファイルを配布するには、ランタイムファイルをアプリケーションと同じフォルダに直接コピーします。
ただし、GACにランタイムファイルがインストールされている場合や、後からGACへランタイムファイルがインストールされた場合、アプリケーションはローカルフォルダの方ではなく、GACにインストールされた方のランタイムファイルを優先して参照します。