FlexGrid for UWP
パフォーマンスの最適化
C1FlexGrid の使い方 > パフォーマンスの最適化

大規模なデータセットを C1FlexGrid コントロールに表示することは、一般的な要件です。UWP で大規模なデータセットを処理するために一般に使用される技術を UI の仮想化といいます。UI の仮想化では、項目が、ビューに表示されるまでは生成されません。つまり、ビューポート(ウィンドウまたはクライアント領域のサイズ)内で可視な数のセルだけが生成されます。C1FlexGrid コントロールは、垂直方向と水平方向のスクロールについて、UI の仮想化をデフォルトでサポートしています。

C1FlexGrid は、セルテンプレートに対してコンテナの再利用も行っています。これは、表示範囲外にスクロールされたセル要素を破棄するのではなく再利用することで、スクロールのパフォーマンスを最適化する機能です。カスタムセルテンプレートはコンテナの再利用をサポートしますが、セルファクトリはこれをサポートしていないことに注意してください。カスタムセルのパフォーマンスを向上させるには、セルファクトリではなく、セルテンプレートを簡略化された連結およびコンバータと組み合わせて使用することをお勧めします。詳細については、次のトピックを参照してください。

UI の仮想化とセルテンプレートの再利用は C1FlexGrid に付属し、余分な作業を行う必要なく、そのまま無償で使用できます。さらにパフォーマンスを向上させる必要がある場合は、テンプレートのインクリメンタルアップロードを検討してください。