C1Excel は、これから作成するアプリケーションに Microsoft Excel ファイルの読み書き機能を追加するためのコンポーネントライブラリです。
C1Excel では、Microsoft Excel ファイルの読み書きに、Excel 8.0(通常は、Excel97 といいます)以降で採用されているBIFF8形式、および 2007 MicrosoftR Office System で Microsoft Excel ファイルのデフォルト形式として使用される Open XML 形式(.xlsx) のファイルを利用可能です。Open XML 形式(.xlsx)対応のため、 FileFormat 列挙体を提供しています。XLSX形式のファイルは再利用性にすぐれ、簡単なファイル交換、圧縮性など豊富な機能を提供します。Open XML 形式について詳細は、https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa338205%28v=office.12%29.aspx をご参照ください。
C1Excel の主な用途は、Microsoft Excel で開くことができる XLS ファイルの作成です。たとえば、C1Report コンポーネントでは、C1Excel を利用してXLS 形式のレポートをエクスポートします。このレポートは、Microsoft Excel で閲覧、編集できます。
C1Excel では、複数のワークシートで構成される XLS ファイルのセルの内容と書式をそのままロードできるようになっています。ただし、Microsoft Excel に保存されているすべての要素を認識できるわけではないことに注意してください。
C1Excel の大きな特徴は、高度な操作性です。たった1つのコマンドでブックをロードしたり、行や列、セルで構成されているシートをグリッドコントロールのような使い勝手で編集できるのです。また、編集後は XLS ファイルをブックとして保存することもできます。