C1BarCode は、すべてのバーコードに共通のオプションと特定のバーコードに固有のオプションを提供しています。これらのオプションは、C1BarCode の外観をカスタマイズするために使用されます。
WinForms でバーコードをレンダリングするために、C1.Win.BarCode アセンブリで公開されている共通オプションは、次のとおりです。
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BarDirection: バーコードの方向を選択できます。次のオプションから選択します。
- LeftToRight:バーコードシンボルを左から右に印刷します(デフォルト)。
- RightToLeft:バーコードシンボルを右から左に印刷します。
- TopToBottom:バーコードシンボルを上から下に印刷します。
- BottomToTop:バーコードシンボルを下から上に印刷します。
- BarHeight: バーコードの高さ(画面ピクセル単位)。 バーの高さがコントロールの高さより大きい場合、このプロパティは無視されます。
- CodeType: バーコード画像を生成するために Text プロパティに保存された値に適用するエンコーディングを選択できます。
- CaptionAlignment: バーコードの値の表示位置を選択できます。使用可能なオプションは、Left、Right、Center です。
- CaptionGrouping: 長い番号を読みやすくするために、キャプションの文字グループ間にスペースを入れるかどうかを示す値を指定できます。
- CaptionPosition:バーコードシンボルに対するキャプションの相対的な垂直位置を選択します。使用可能なオプションは、None、Above、Below です。
- Image: Text プロパティの値を表すバーコードの画像を取得します。画像は、CodeType プロパティで指定されたエンコーディングを使用して生成されます。
- ModuleSize: バーコードのモジュール(最も狭いバーの幅)(画面ピクセル単位)。 広いバーの幅は、バーコードタイプに応じて自動的に計算されます。
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QuietZone:バーコードのクワイエットゾーンを指定できます。クワイエットゾーンは、バーコードがどこから始まってどこで終わるかをスキャナが認識できるようにバーコードの左右に置かれた空き領域です。有効なパラメータは、次のとおりです。
- Left:バーコードの左に残す空き領域のサイズを入力します。
- Right:バーコードの右に残す空き領域のサイズを入力します。
- Top:バーコードの上に残す空き領域のサイズを入力します。
- Bottom:バーコードの下に残す空き領域のサイズを入力します。
次の図は、左右のクワイエットゾーンを示します。
- Text:バーコード画像としてエンコードされる値を指定できます。
- WholeSize: バーコード全体のサイズを指定します。WholeWidth はバーコード全体の幅を表し、WholeHeight はバーコード全体の高さを表します。
- FixLength:バーコードの値の固定桁数を指定できます。 これには、整数値を設定します。
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AutoSize: バーコードをコントロールに合わせて拡大するかどうかを指定できます。値は True または False です。
AutoSize を True に設定した場合
- バーコードはコントロールにちょうど収まるように自動的に拡大されます。
- 読み取り可能なサイズは、バーコード自体によって計算されます。
- マトリックスバーコードのサイズは、OnCalculateSize メソッドによって計算されます。
- マトリックス以外のバーコードのサイズは、BarHeight と ModuleSize によって計算されます。
AutoSize を False に設定した場合
- バーコードのサイズは、Width プロパティまたは Height プロパティによって決定されます。
- BarHeight がコントロールの高さより大きい場合は、コントロールがクリップされます。
- BarHeight が高さより小さい場合は、バーコードとコントロールの間に余白が残ります。
バーコードのタイプに固有のオプションは、次のとおりです。
CheckSumEnabled: チェックデジットを自動的に追加するかどうかを指定できます。連結されているデータに既にチェックデジットが含まれている場合は、チェックデジットが自動的に追加されないようにする必要があります。このプロパティは、Code49、Code128、PostNet5/9/11、JapanesePostal の各バーコードでサポートされます。
Ean128Fnc1Options:
- Dpi: プリンタの解像度を指定します。これには、整数値を設定します。
- BarAdjust: ドット単位の調整サイズを指定できます。
- ModuleSize: バーコードモジュールの水平方向のサイズを指定できます。これには、整数値を設定します。
Code25intlvOptions:
- BearBar: ITF(Interleaved Two of Five)バーコードにベアラバーを表示するかどうかを選択できます。値は True または False です。
- LineStroke: ベアラバーの色を選択できます。
- LineStrokeThickness: ベアラバーの線の幅を選択できます。これには、整数値を設定します。
Code49Options:
- Grouping: バーコードでグループ化を使用します。値は True または False です。
- Group: バーコードをグループ化する際のグループ番号を取得または設定します。有効な値は 0 〜 8 です。 Grouping の値が True の場合、Group の値の範囲は 0 〜 8 です。 Grouping の値が False の場合、Group の値は 0 です。Grouping の値が True で、Group 値が 0 より小さいか 8 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.Code49GroupNo が生成されます。
DataMatrixOptions:
- EccMode: ECC モードを選択します。有効な値は、ECC000、ECC050、ECC080、ECC100、ECC140、ECC200 です。
- Ecc200SymbolSize: ECC200 シンボルのサイズを選択します。デフォルト値は SquareAuto です。
- Ecc200EncodingMode: ECC200 エンコーディングモードを選択します。有効な値は、Auto、ASCII、C40、Text、X12、EDIFACT、Base256 です。
- Ecc000_140SymbolSize:ECC000_140 シンボルのサイズを選択します。
- StructuredAppend: 現在のバーコードシンボルが構造的連接シンボルの一部かどうかを選択します。
- StructureNumber: 構造的連接シンボル内の現在のシンボルの構造番号を指定します。この値の範囲は 0 〜 15 です。
- FileIdentifier: 関連する構造的連接シンボルグループのファイル識別子を指定します。有効なファイル識別子値は、[1,254] 以内である必要があります。ファイル識別子を 0 に設定すると、ファイル識別子が自動的に計算されます。
GS1CompositeOptions:
- Type: 合成シンボルタイプを選択します。選択できる値は None または CCA です。CCA(Composite Component - Version A)は、最小タイプの 2 次元コンポジットコンポーネントです。
- Value: CCA 文字データを指定できます。
MicroPDF417Options:
- CompactionMode: CompactionMode のタイプを選択します。有効な値は、Auto、TextCompactionMode、NumericCompactionMode、ByteCompactionMode です。
- FileID: 構造的連接シンボルのファイル ID を指定します。0 〜 899 の値を取ります。この値が 0 より小さいか 899 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.MicroPDF417FileID が生成されます。
- SegmentCount: 構造的連接シンボルのセグメント数を指定します。0 〜 99999 の値を取ります。この値が 0 より小さいか 99999 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.MicroPDF417SegmentCount が生成されます。
- SegmentIndex: 構造的連接シンボルのセグメントインデックスを指定します。0 〜 99998 の範囲で、セグメント数の値より小さい値を取ります。この値が 0 より小さいか 99998 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.MicroPDF417SegmentIndex が生成されます。
- Version: シンボルサイズを選択します。デフォルト値は ColumnPriorAuto です。
PDF417Options:
- Column: バーコードの列数を指定します。 これには、整数値を設定します。デフォルト値は -1 で、値の範囲は 1 〜 30 です。この値が -1 以外で 1 より小さいか 30 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.PDF417Col が生成されます。
- Row: バーコードの行数を指定します。これには、整数値を設定します。デフォルト値は -1 で、値の範囲は 3 〜 90 です。この値が -1 以外で 3 より小さいか 90 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.PDF417Row が生成されます。
- ErrorLevel: バーコードのエラー修正レベルを指定します。これには、整数値を設定します。値は -1 または値の範囲は 0 〜 8 です。この値が -1 以外で 0 より小さいか 8 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.PDF417ErrorLevel が生成されます。
- レベル 0 は強度が低く、デフォルト値は -1 です。
- Type: PDF417 バーコードのタイプを選択します。使用可能なタイプは Normal および Simple です。
QRCodeOptions:
- Model: QRCode のモデルを選択します。使用可能なモデルは Model1 および Model2 です。
- ErrorLevel: バーコードのエラー修正レベルを選択します。使用可能なオプションは、Low、Medium、Quality、High です。
- Version: バーコードのバージョンを指定します。
- Mask: バーコードのマスクに使用されるパターンを選択します。QRCode が正しく読み取られるようにするには、マスク処理で明度のバランスを取る必要があります。使用可能なオプションは、Auto、Mask000、Mask001、Mask010、Mask011、Mask100、Mask101、Mask110、Mask111 です。次の図は、QRCode のマスクを示します。
- Connection: バーコードにコネクションを使用するかどうかを選択します。値は True または False です。
- ConnectionNumber: バーコードのコネクション番号を指定します。0 〜 15 の範囲の整数値を取ります。この値が 0 より小さいか 15 より大きい場合は、EnumErrorCode.QRCodeConnectionNo 例外が生成されます。
- Encoding: バーコードのエンコーディングを選択できます。 これには、整数値を設定します。 Model プロパティが Model1 に設定されている場合、値は -1 または 1 〜 14 の範囲です。Model プロパティが Model2 に設定されている場合、値は -1 または 1 〜 40 の範囲です。
RssExpandedStackedOptions:
- RowCount: 積み重ねる段数を指定します。これには、整数値を設定します。範囲は 1 〜 11 です。この値が 1 より小さいか 11 より大きい場合は、BarCodeException.EnumErrorCode.RSSExpandedStackedCount が生成されます。