C1RadialMenu は C1ContextMenu に似たコンポーネントですが、コマンドまたはボタンが円形に配置されている点が異なります。また、フォームをクリックしたり、タッチ対応デバイスでは項目にタップするたびにポップアップするボタンからアクセスします。C1RadialMenu は、マウスとキーボードのほか、タッチ対応モニタを使用したタッチ操作をサポートします。
C1RadialMenu は、いくつかのセグメントに分かれた円形のメニューとして表示されます。ラジアルメニューの中心には、内側半径ボタンと呼ぶ中央ボタンがあります。ラジアルメニューの各セグメントから別のラジアルメニューを表示できます。サブメニュー項目がある場合は、セグメントの境界に矢印ボタンが表示されます。矢印をクリックすると、別のラジアルメニューが表示され、その中のセグメントにサブメニュー項目が表示されます。
コンテキストメニューやポップアップメニューと同様にラジアルメニューは、要求された場合にのみ表示されるので、C1RadialMenu.Show メソッドを使用して、C1RadialMenu をフォームに表示する方法を指定する必要があります。必要な場合にのみ C1RadialMenu を表示することで、見た目にすっきりとし、無駄なメモリの使用もなくなります。
次のコード例は、フォームにコンポーネントを追加した後で、C1RadialMenu を表示する簡単な方法を示します。C1RadialMenu を展開して表示する引数を指定したり、中心を計算するメソッドを作成することもできます。C1RadialMenuItems や C1RadialCommandMenuItems がまだ追加されていない場合は、中央ボタンだけが表示されます。
C# |
コードのコピー
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c1RadialMenu1.ShowMenu(this, new Point(350, 350)); |
Visual Basic |
コードのコピー
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c1RadialMenu1.ShowMenu(Me, New Point(350, 350)) |
アプリケーションを実行すると、C1RadialMenuItem や C1RadialCommandMenuItem がまだ追加されていないので、C1RadialMenu は中央ボタンだけが表示されます。
次の画像は、いくつかの RadialMenuItem とサブ RadialMenuItem から成る C1RadialMenu を示します。C1RadialMenu に追加された RadialMenuItem はそれぞれ1つのセグメントとして表示され、セグメントをクリックまたはタップすると、サブ RadialMenuItem を含む新しい円形の C1RadialMenu が表示されます。