C1Commandスイートでは、メニューとツールバーが1つのシステムに統合されており、メニュー項目とツールバーボタンに同一のオブジェクトやコードを使用することができます。
C1Command でメニューを構築するためのオブジェクトの5つの主要な型は、 C1MainMenu、 C1CommandMenu、C1CommandControl、 C1CommandMdiList、および C1ContextMenuです。 一方、ツールバーシステムを構築するためのオブジェクトの5つの主要な型は、C1ToolBar、C1CommandMenu、C1CommandControl、C1CommandMdiList、および C1ContextMenu です。これらの2つのセットの唯一の違いはプライマリコントロールの C1MainMenu と C1ToolBar だけです。
C1MainMenu は、Windows フォームにメインメニューを表示するコントロールです。 このオブジェクトをフォームに配置すると、通常の Windows のメインメニューのように、フォームの上部の左右に渡ってメインメニューが表示されます。フォーム上部のメインメニューに加えて、C1CommandHolder が自動的にコンポーネントトレイに表示されます。 C1CommandHolder は、メニューのコマンドすべてを単一のコレクションとして格納します。 C1CommandHolder の使い方の詳細については、「C1CommandHolder コンポーネント」を参照してください。
C1CommandLink 型のコマンドリンクは、メニュー内のコマンドを表すために使用します。
C1ToolBar は、ツールバーを表すコントロールです。 C1MainMenu と同様に、C1CommandHolder コンポーネントに格納されたコマンドリンクのコレクションが含まれています。 コマンドリンクはメインメニューバーのメニュー項目を表し、C1ToolBar のコマンドリンクはツールバーのボタンを表します。
以降のトピックでは、メニューとツールバーの機能と、メニューおよびツールバーシステムの作成に使用される一般的なオブジェクトやユニークなオブジェクトについて詳しく説明します。