サンプルアプリケーションは、次の要素で構成されます。
アプリケーションは、最終的に次の図のようになります。
Visual Studio によってデータ連結関連タスクの大部分が自動的に処理されるため、基本的な実装はシンプルです。実際、コードを1行も使用せずにアプリケーション全体を記述できます。
手順は次のとおりです。
この時点で、アプリケーションからデータにアクセスして、データを表示および編集するためのコントロールが準備できました。これらのコントロールをデータに接続するには、次の手順に従います。
最後に、各データ連結コントロールを選択し、それを BindingSource コンポーネントに連結します。
ComboBox の場合は、次のプロパティを設定します。
C1DataSource: bindingSource1
DisplayMember: CategoryName
ValueMember: CategoryID
DataGridView の場合は、プロパティグリッド内のドロップダウンエディタを使用して、C1DataSource プロパティを Categories に設定します。これは、bindingSource1 の下に表示される項目で、現在選択されているカテゴリ内の製品を表します。次の図は、選択を行う直前のドロップダウンエディタを示しています。
最後に、各 TextBox コントロールを選択し、プロパティウィンドウ内のドロップダウンエディタを使用して、Text プロパティを現在選択されている製品の対応する要素に連結します。次に例を示します。
この手順を繰り返して、他の TextBox コントロールをそれぞれ UnitPrice、QuantityPerUnit、および UnitsInStock フィールドに連結します。
これで、アプリケーションが準備できました。アプリケーションを実行し、次のことを確認します。
これは、WinForms で従来使用しているデータ連結の方法です。Visual Studio は、豊富な設計時サポートとツールを備えており、アプリケーションの作成を簡単に開始できます。もちろん、実際のアプリケーションで特定のロジックを実装するには、通常はいくらかコードを追加する必要があります。