DataSource for Entity Framework for WinForms
従来の WinForms の実装
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サンプルアプリケーションは、次の要素で構成されます。

アプリケーションは、最終的に次の図のようになります。

Visual Studio によってデータ連結関連タスクの大部分が自動的に処理されるため、基本的な実装はシンプルです。実際、コードを1行も使用せずにアプリケーション全体を記述できます。

手順は次のとおりです。

  1. 新しい WinForms アプリケーションを作成します。
  2. [データ]→[新しいデータソースの追加]メニューを使用して、NORTHWND.MDF データベースへの参照を追加します。ウィザードに表示されるデフォルトのオプションをすべて受け入れ、さらにデータベース内のテーブルをすべて選択します。
  3.  上の図に表示されているように、フォームにコントロール(1つの ComboBox、1つの DataGridView、4つの TextBox コントロール、いくつかの Label コントロール)を追加します。

この時点で、アプリケーションからデータにアクセスして、データを表示および編集するためのコントロールが準備できました。これらのコントロールをデータに接続するには、次の手順に従います。

  1. フォームに新しい BindingSource コンポーネントを追加します。
  2. 新しい BindingSource コンポーネントを選択し、プロパティウィンドウで C1DataSource プロパティを選択します。ドロップダウンエディタを使用して、NORTHWINDDataSet データセットを選択します。
  3. BindingSource コンポーネントを選択したまま、ドロップダウンエディタを使用して DataMember プロパティを "Categories" に設定します。

最後に、各データ連結コントロールを選択し、それを BindingSource コンポーネントに連結します。

ComboBox の場合は、次のプロパティを設定します。

C1DataSource: bindingSource1
DisplayMember: CategoryName
ValueMember: CategoryID

DataGridView の場合は、プロパティグリッド内のドロップダウンエディタを使用して、C1DataSource プロパティを Categories に設定します。これは、bindingSource1 の下に表示される項目で、現在選択されているカテゴリ内の製品を表します。次の図は、選択を行う直前のドロップダウンエディタを示しています。

最後に、各 TextBox コントロールを選択し、プロパティウィンドウ内のドロップダウンエディタを使用して、Text プロパティを現在選択されている製品の対応する要素に連結します。次に例を示します。

この手順を繰り返して、他の TextBox コントロールをそれぞれ UnitPriceQuantityPerUnit、および UnitsInStock フィールドに連結します。

これで、アプリケーションが準備できました。アプリケーションを実行し、次のことを確認します。

これは、WinForms で従来使用しているデータ連結の方法です。Visual Studio は、豊富な設計時サポートとツールを備えており、アプリケーションの作成を簡単に開始できます。もちろん、実際のアプリケーションで特定のロジックを実装するには、通常はいくらかコードを追加する必要があります。