誤差範囲バーは、測定データ内の推定誤差または不確実性を示して、データの精度を提示するグラフです。多くの場合、この精度はデータセットの標準偏差で表されます。一般に誤差範囲バーは、科学研究、科学実験などの科学的測定の結果をプロットして、元の値からのデータのばらつきを表現する際に役立ちます。販売予測における偏差は、誤差範囲バーを使用して表示できる代表的な例です。
FlexChart の誤差範囲バーは、折れ線グラフ、面グラフ、縦棒グラフ、散布図、スプライングラフなどのさまざまなチャートタイプと一緒に表示できます。誤差範囲バーは、誤差範囲系列を表す ErrorBar クラスを使用して実装できます。他の系列関連のプロパティとは別に、このクラスは誤差範囲バー系列に固有のプロパティを提供し(ErrorAmount プロパティなど)、それを使用して系列の誤差量を標準誤差範囲、パーセント値、または標準偏差として指定できます。このプロパティは、ErrorAmount 列挙に含まれる値を受け取ります。FlexChart には、Direction プロパティを使用して誤差範囲バーを正方向、負方向、または両方向のいずれに表示するかを指定するオプションもあります。 FlexChart の EndStyle プロパティでは、誤差範囲バーの終点にキャップを表示するかどうかを指定できます。バースタイルの外観をカスタマイズするには、ErrorBarStyle プロパティを使用します。
上記のサンプルコードは、GetCountrySales という名前のカスタムメソッドを使用してチャートにデータを提供しています。要件に基づいてデータソースを設定できます。