FlexGrid for WinForms
BeforeMouseDown イベント (C1FlexGridBase)
使用例 

C1.Win.C1FlexGrid.4.8 アセンブリ > C1.Win.C1FlexGrid 名前空間 > C1FlexGridBase クラス : BeforeMouseDown イベント
System.Windows.Forms.Control.MouseDownイベントがグリッドによって処理される前に発生します。
シンタックス
'宣言
 
Public Event BeforeMouseDown As BeforeMouseDownEventHandler
public event BeforeMouseDownEventHandler BeforeMouseDown
イベント データ

イベント ハンドラが、このイベントに関連するデータを含む、BeforeMouseDownEventArgs 型の引数を受け取りました。次の BeforeMouseDownEventArgs プロパティには、このイベントの固有の情報が記載されます。

プロパティ解説
押されたマウスボタンを取得します。  
イベントをキャンセルするかどうかを示す値を取得または設定します。  
マウスボタンが押されて放された回数を取得します。  
マウスホイールが回転されたデテント数を符号付きの値で取得します。デテントは、マウスホイールの 1 刻みです。  
マウスがクリックされた場所の x 座標を取得します。  
マウスがクリックされた場所の y 座標を取得します。  
解説
このイベントは、グリッドが System.Windows.Forms.Control.MouseDownイベントを処理する前に発生し、プログラムがコントロールの動作をカスタマイズしたり、オプションでデフォルトのマウスの処理をキャンセルできるようにします。
使用例

次のコードは、 BeforeMouseDown イベントを処理して、行ヘッダのクリックを検出し、OLE ドラッグアンドドロップ機能を提供します。

Private Sub flex_BeforeMouseDown(・・・
  ' ユーザーが行ヘッダをクリックしたときにドラッグを開始します。
  Dim hti As HitTestInfo = flex.HitTest(e.X, e.Y)
  If hti.Type = HitTestTypeEnum.RowHeader Then
    ' デフォルトの処理をキャンセルします。
    e.Cancel = True
    
    ' 行のドラッグアンドドロップを処理します。
    HandleRowDragDrop(hti.Row)
  End If
End Sub
private void flex_BeforeMouseDown(・・・
{
  // ユーザーが行ヘッダをクリックしたときにドラッグを開始します。
  HitTestInfo hti = flex.HitTest(e.X, e.Y);
  if (hti.Type == HitTestTypeEnum.RowHeader)
  {
    // デフォルトの処理をキャンセルします。
    e.Cancel = true;
    
    // 行のドラッグアンドドロップを処理します。
    HandleRowDragDrop(hti.Row);
  }
}
参照