FlexGrid for WinForms
ComboList プロパティ (C1FlexGridBase)
使用例 

C1.Win.FlexGrid.6 アセンブリ > C1.Win.FlexGrid 名前空間 > C1FlexGridBase クラス : ComboList プロパティ
ドロップダウンエディタで使用する項目のリストを取得または設定します。
シンタックス
'宣言
 
Public Property ComboList As System.String
public System.string ComboList {get; set;}
解説

ComboList プロパティは、セルの編集時に使用するエディタの種類を指定します。テキストボックス、ドロップダウンリスト、ドロップダウンコンボを使用するか、カスタムエディタフォームをポップアップするためのセルボタンを使用できます。

ComboList プロパティを使用するには、 AllowEditingプロパティを true に設定し、 BeforeEditイベントで ComboList プロパティとして、そのセルで使用する編集の種類を記述した文字列を設定します。次にオプションについて説明します。

1. 通常のテキストボックスを使用してセルを編集するには、 ComboList プロパティとして空の文字列を設定します。次に例を示します。

2. ドロップダウンリストを使用してセルを編集するには、 ComboList プロパティとして、使用可能なオプションをパイプ文字で区切った文字列を設定します。次に例を示します。

3. ドロップダウンコンボを使用してセルを編集するには、 ComboList プロパティとして、使用可能なオプションをパイプ文字(|)で区切り、先頭にパイプ文字を付けた文字列を設定します。次に例を示します。

4. セルボタンを表示するには、 ComboList プロパティとして省略符号("...")を含む文字列を設定します。セルボタンは通常のプッシュボタンの外観で、キャプションには省略符号("...")が表示され、セルの右側に配置されます。ユーザーがこのセルボタンをクリックすると、 CellButtonClickイベントが発生します。この場合、ユーザーはセルの内容を直接編集できません。次に例を示します。

5. 編集可能なセルの横にセルボタンを表示するには、 ComboList プロパティとして、パイプ記号と省略記号を含む文字列("|...")を設定します。この場合は、通常のセルボタンが表示されますが、ユーザーがセルの内容を直接編集することもできます。次に例を示します。

ComboList プロパティは、同じ列内の異なる行に異なるデータ型が含まれる場合(たとえば、PropertyGrid などのコントロール)に特に役立ちます。この場合は、 ComboList プロパティを使用し、現在の行に基づいて編集の種類を調整できます。

列内のすべての行のデータ型が同じ場合は、代わりに Column オブジェクトの RowCol.ComboListプロパティを使用します。この場合は、編集される列に基づいて自動的にリストが選択されるため、イベントを処理する必要はありません。

ComboList では、文字列のリストだけを指定できることに注意してください。セルには、これらの文字列が格納されて表示されます。特定のデータ型を格納し、そのデータに関連付けられた値を表示する方法については、 RowCol.DataMapプロパティを参照してください。 DataMap プロパティを使用すると、セルに値(顧客 ID など)を格納し、そのデータに関連付けられている文字列(顧客名など)を表示できます。

使用例
次のコードは、 BeforeEditイベントを処理し、1行おきにボタンが表示されるように、 ComboList プロパティに値を割り当てます。
Private Sub flex_BeforeEdit(・・・
  flex.ComboList = String.Empty
  If e.Row Mod 2 = 0 Then
    flex.ComboList = "..."
  End If
End Sub
private void flex_BeforeEdit(・・・
{
 flex.ComboList = string.Empty;
  if (e.Row % 2 == 0)
    flex.ComboList = "...";
}
参照

C1FlexGridBase クラス
C1FlexGridBase メンバ