セルをマージすることで同じ情報がグループとして強調され、データを見やすく表示できます。また、HTML や Microsoft Word を使用して作成できるテーブルと同様に、セルのマージをサポートするグリッドを柔軟に作成できます。

マージされたセルを含むグリッドを作成するには、 AllowMerging プロパティを AllowMergingEnum.None以外の値に設定し、マージする行および列ごとに RowCol.AllowMergingプロパティを true に設定します。これらのプロパティを設定すると、同じ内容の隣接するセルが自動的にマージされます。セルの内容が変更されるたびに、グリッドのマージ状態が更新されます。

AllowMergingEnum.Customに設定したカスタムマージでは、 C1.Win.FlexGrid.MergedRangesプロパティを使用してコードでマージします。

次のコードは、列１で同じデータを持つセルをマージします。

次のコードは、カスタムマージにより 1 行 1 列〜2 行 2 列の４つのセルをマージします。

flex.AllowMerging = AllowMergingEnum.Free
flex.Cols(1).AllowMerging = True ' 列１の値をマージします

flex.AllowMerging = AllowMergingEnum.Free;
flex.Cols[1].AllowMerging = true; // 列１の値をマージします

flex.AllowMerging = AllowMergingEnum.Custom
Dim cr As C1.Win.FlexGrid.CellRange
cr = flex.GetCellRange(1, 1, 2, 2)
flex.MergedRanges.Add(cr)

flex.AllowMerging = AllowMergingEnum.Custom;
C1.Win.FlexGrid.CellRange cr;
cr = flex.GetCellRange(1, 1, 2, 2);
flex.MergedRanges.Add(cr);

C1FlexGrid クラス
C1FlexGrid メンバ