FlexGrid では、編集可能なグリッドデータに対して切り取り、コピー、貼り付けなどのさまざまなクリップボード操作を柔軟に行うことができます。一般的なクリップボードキーの自動処理を有効にするには、AutoClipboard プロパティを true に設定する必要があります。このプロパティは、以下のクリップボード操作と、それに対応するキーを処理します。
コピー |
Ctrl+C、Ctrl+Ins |
切り取り | Ctrl+X、Shift+Del |
貼り付け | Ctrl+V、Shift+Ins |
削除 | Del |
前述のクリップボード操作は、スタイルと画像には影響しません。グリッドヘッダーとデータに対してのみ作用します。選択したコンテンツのどの部分を行ヘッダー、列ヘッダー、およびデータからコピーするかは、ClipboardCopyMode プロパティを使用して指定できます。コピー範囲にデータマップまたは複数列コンボボックスが存在する場合は、表示値のみがコピーされます。また、セル範囲をコピーすると、非表示のセルもコピーされます。 非表示のセルをコピーから除外する方法については、「非表示セルの除外」を参照してください。
以下のコードは、WinForms FlexGrid でクリップボード操作を有効にする方法を示します。
クリップボード操作をコードで行うこともできます。次の例は、ボタンクリックでコピーおよび貼り付け操作を行う方法を示します。
WinForms FlexGrid においてコードでクリップボード操作を実行するには、次のコードを使用します。
FlexGrid では、AutoClipboard プロパティを使用して有効にしたキーボード操作でセル範囲をコピーすると、デフォルトで非表示セルもコピーされます。ただし、次のコードを使用して、非表示の行や列を除外できます。
次のコードは、WinForms のツリーグリッドで行われるクリップボード操作から非表示のセルを除外する方法を示します。