FlexGrid では、AllowMerging プロパティを使用する多くの一般的なシナリオで、結合を実行するための十分なオプションがデフォルトで提供されています。しかし、結合オプションをカスタマイズして、グリッドの外観をさらに向上させたい場合もあります。デフォルトの結合動作は以下の 2 つの方法でカスタマイズできます。
デフォルトでは、null 以外の同じ値を含む隣接するセルが結合されます。この場合、文字列は大文字小文字を区別して比較され、空白は含まれます。ただし、大文字小文字を区別しないで比較を行ったり、空白をトリミングしてセルを結合することもできます。それには、IComparer インタフェースを実装するカスタムクラスを記述し、それを C1FlexGrid クラスの CustomComparer プロパティに割り当てます。
もう 1 つは、C1FlexGrid クラスから派生された新しいクラスを作成し、GetMergedRange メソッドと GetData メソッドをオーバーライドして独自のカスタム結合ロジックを提供する方法です。 このクラスは、FlexGrid 内のデータを文脈依存で解釈し、それに基づいてセルを結合します。以下の例では、これがオーバーライドメソッドによって実装されています。 次の例は、WinForms FlexGrid を使用した講師のタイムテーブルでカスタム結合を使用したところです。
その他のカスタム結合シナリオの詳細な実装方法については、製品プロジェクト CustomMerge、CustomMerge2、CustomMerge3、および CustomMerge4 を参照してください。