FlexGrid では、Excel と同様に、長いテキスト入力を隣接する空のセルにはみ出して表示する動作を設定できます。 この動作は、通常のセルに長いテキストが入力された場合だけでなく、データ行と異なるアウトラインノードを表示する場合にも使用できます。 このトピックでは、以下のセクションで、この 2 つのシナリオについて説明します。この設定は、グリッドレベルで機能するため、特定の行または列の AllowMerging プロパティを設定する必要はありません。
FlexGrid のこの設定は、長すぎて 1 つのセルに収まらないテキストを隣接する空のセルにはみ出して表示します。セルに長い入力があり、かつ隣接するセルが空の場合、入力は隣接するセルにはみ出して表示され、必要なだけのスペースを占有します。 この動作を行うには、AllowMerging プロパティを Spill に設定します。たとえば、次の図では、長いデータ文字列が TestGroup 列のセルから空の Flag 列のセルにはみ出して表示されています。これにより、可視性が向上すると共に、グリッド内の空きスペースを活用できます。
次のコードは、WinForms FlexGrid で、長いテキストを隣接する空のセルにはみ出して表示できるようにします。
Nodes 設定は、Spill に似ていますが、アウトラインノードにのみ適用されます。この設定は、データがグループに分けられており、ノード行にデータ行と異なる形式の情報が含まれている場合に便利です。それには、C1FlexGrid.AllowMerging プロパティを Nodes に設定します。
次のコードは、WinForms FlexGrid のノード行で長いテキストを処理する方法を示しています。