GanttView for WinForms
先行タスク

タスクの依存性には、先行タスクと後続タスクの 2 種類があります。先行タスクの開始日または終了日は、その後続タスクの開始日または終了日を決定付けます。後続タスクの開始日または終了日は、その先行タスクによって規定されます。C1GanttView で先行タスクを割り当てると、プロジェクトは自動的に後続タスクを指す矢印を作成します。先行タスクタイプが指定されていない場合、開始条件:終了 タイプの依存性がデフォルトで作成されます。

先行タスクタイプは、タスク情報 ダイアログボックスで指定できます。さまざまな先行タスクタイプの作成方法については、先行タスクの作成 を参照してください。

2 つのリンクされたタスクの間に発生する出来事のために遅延が予測される場合、遅延時間を指定できます。たとえば、資材の配送の到着を待つことになる場合は、遅延時間を指定できます(日単位)。日は遅延時間のデフォルト単位です。

次の表は、使用可能なさまざまなタイプの先行タスクを示しています。

タスクイメージ

依存タイプ

説明

終了-開始(FS) この依存性は、C1GanntView で 2 つのタスクをリンクした場合にデフォルトで先成されます。タスクを選択した順番に応じて、先に選択したタスクが先行タスク、後から選択したタスクが後続タスクになります。タスク(B)の作業はタスク(A)のすべての作業が終了してからでないと開始できません。 2 つのタスク「穴を掘る」と「木を植える」がある場合、「木を植える」タスクは「穴を掘る」タスクが完了してからでないと開始できません。
開始-開始(SS) 依存側のタスクは、被依存側のタスクが開始した後、いつでも開始できます。この依存性は、2 つのタスクの時間が重複できる場合、または並行して進められる場合に使用します。複数のタスクを並行して進められれば、総作業時間を減らすことができます。たとえば、タスク A に 7 日間かかり、タスク B に 10 日間かかる場合、2 つのタスクの合計時間はわずか 10 日になります。SS タイプでは、両タスクが同時に開始する必要はありません。 2 つのタスク「計画段階」と「執筆段階」がある場合、「執筆段階」タスクは、「計画段階」タスクが開始するまで開始できません。
終了-終了(FF) タスク(A)の終了日がタスク(B)の終了日を決定付けます。この依存性は、2 つのタスクの時間が重複できる場合、または並行して進められる場合に使用します。複数のタスクを並行して進められれば、総作業時間を減らすことができます。たとえば、タスク A に 7 日間かかり、タスク B に 10 日間かかる場合、2 つのタスクの合計時間はわずか 10 日になります。 2 つのタスク「内側テントを立てる」と「ポールを継ぐ」がある場合、「ポールを継ぐ」(タスク B)は「内側テントを立てる」(タスク A)が完了するまで完了できません。
開始-終了(SF)

タスク(A)の開始日がタスク(B)の終了日を決定付けます。

このタイプの依存性はあまり使われません。

建築プロジェクトのうち本棚を別の場所で組み立てるとします。プロジェクトの 2 つのタスクは「木材の配送」と「本棚の組み立て」です。「本棚の組み立て」タスクは、「木材の配送」タスクが開始するまで完了できません。
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