地域設定は、C1Input のほぼすべての機能に影響します。データの書式設定、解析、検証、およびマスク入力は、文字列の比較、数値書式/日時書式、および特殊文字(小数点文字など)に対するカルチャ設定に従って実行されます。カルチャ固有の設定については、.NET Framework ドキュメントにある CultureInfo クラスの説明を参照してください。
C1Input コントロールでは、以下のプロパティを使用して CultureInfo を定義します。
Culture プロパティは、コントロールによって使用されるカルチャを定義します。これは、設計時に使用できるカルチャのリストと1つの整数 ID から成ります。デフォルトは Current Culture です。これは、コントロールを含むアプリケーションによって使用されている現在のカルチャです。
CultureInfo プロパティには、すべての設定(指定されたカルチャ ID に対応する CultureInfo オブジェクト)が格納されています。
ブール値プロパティ UserCultureOverride を使用して、エンドユーザーの地域設定でカルチャ設定を上書きできます。
CultureInfo 内の設定は、すべてプログラムで変更できます。そのために、C1Input コントロールでは、起動時または Culture プロパティの設定時に、CultureInfoSetup イベントが発生します。このイベントを処理することで、CultureInfo のさまざまな設定を調整できます。たとえば、アプリケーションの必要に応じて、CultureInfo.DateTimeFormat.FirstDayOfWeek を設定できます。
C1Input のほとんどの機能に影響する設定として、ほかにブール値プロパティ CaseSensitive があります(ただし、カルチャとは関係ない)。大文字小文字の区別は、文字列の比較に使用されます。C1Input コントロールには、すべての処理において大文字小文字をデフォルトで区別するかどうかを定義する CaseSensitive プロパティがあります。特定の機能を制御するほとんどのクラス(ParseInfo、PreValidation、PostValidation など)で、この設定を上書きできます。