通常はアプリケーション内で回避されるとは言え、データベースや他のデータソースから取得したデータが、C1Input コントロールで定義された書式や編集マスクと一致せず、不正な書式を持つということはあり得ます。このような場合、コントロールは、その値を正しい書式で表示できません。C1Input コントロールには、このような問題に対処するためのデフォルトの動作が用意されていますが、ユーザーにデータが無効であることを通知することもできます。それには、ErrorProvider プロパティ(C1Label コントロールの ErrorProvider)を使用します。このプロパティに ErrorProvider コンポーネントを設定すると、無効なデータ(正しく書式設定されず、コントロールに表示できないデータ)があった場合に、この ErrorProvider コンポーネントによってエラーが示されます。 このコンポーネントは、エラーが検出されると、ErrorProvider.SetControl メソッドを呼び出します。その前に、C1Input が FormatError イベントを発生します。このイベントで、エラーメッセージ(ErrorProvider のツールチップテキスト)をカスタマイズするなどのアクションを実行できます。