仮想レイヤは、仮想化と非同期データロードをサポートしてマップ内に要素を表示します。一度に表示する要素が多くない場合は、これを使用して、無制限の数の要素を表示できます。
仮想化のためのレイヤ区分は、マップスライスの VirtualLayer.Slices コレクションを使用して定義されます。各マップスライスには、その区分の最小ズームレベルが定義され、あるスライスの最大ズームレベルが次のスライスの最小ズームレベルになります。したがって、最後のスライスの最大ズームレベルは、マップの最大ズームレベルになります。さらに、各スライスは、緯度/経度のグリッドに分割されます。
マップに仮想レイヤを追加するには、IMapVirtualSource インタフェースを実装する独自クラスを作成する必要があります。ここでは、マップに仮想レイヤを追加するために、プレースマークとマーカーのジオメトリで構成される VirtualSource というクラスを作成しました。クラスの作成時には、C1.Win dll を追加する必要があります。次のコードを使用して、マップに仮想レイヤを追加します。
出力は、マップの中心にマーカーがある次の画像のようになります。
ズームインすると、マーカーが複数のプレースマークに分裂し、仮想化を示していることがわかります。