Ribbon for WinForms
リボンへの操作別タブの追加
タスク別ヘルプ > リボン項目の追加 > リボンへの操作別タブの追加

ユーザーが定期的に使用する必要のあるアクションは、ユーザーが数クリックでアクセスできるリボンコントロール上に配置し、いつでも使用できるようにしておく必要があります。 しかし、一部のアクションは、特定の要素に対して排他的です。たとえば、テキストのフォントに書式設定できるアクションは、ユーザーが RichTextBox でテキストを編集しているときしか必要ありません。 このような場合、このアクション(およびその他 RichTextBoxes 固有のアクション)を、ユーザーが RichTextBox を選択しているときのみ表示される操作別タブに配置すると使いやすくなります。 このトピックでは、RichTextBox が選択されているときにのみ表示される操作別タブグループを追加する方法を示します。

以下の手順を実行します。

  1. Visual Studio のツールボックスから、以下のコントロールを Windows フォームに追加します。
    • (1) C1Ribbon コントロール
    • (1) ListBox コントロール
    • (1) RichTextBox コントロール
  2. フォームは次のように構成します。

  3. リボンの上にマウスカーソルを置き、フローティングツールバーを有効にしてから、〈アクション〉ボタン をクリックし、[操作別タブグループの追加]を選択します。
  4. 表示]→[コード]を選択して、コードビューに切り替え、プロジェクトに次のコードを入力します。

    Visual Basic コードの書き方

    Visual Basic
    コードのコピー
    Private Sub richTextBox1_Enter(sender As Object, e As EventArgs)
       ribbonContextualTabGroup1.Visible = True
    End Sub
    Private Sub richTextBox1_Leave(sender As Object, e As EventArgs)
       ribbonContextualTabGroup1.Visible = False
    End Sub
    

    C# コードの書き方

    C#
    コードのコピー
    private void richTextBox1_Enter(object sender, EventArgs e)
    {
               ribbonContextualTabGroup1.Visible = true;
    }
    private void richTextBox1_Leave(object sender, EventArgs e)
    {
                ribbonContextualTabGroup1.Visible = false;
    }
    
  5. 表示]→[デザイナ]を選択して、デザインビューに戻ります。
  6. プロパティウィンドウで以下の手順を実行します。
    • ドロップダウンリストで、c1Ribbon1 を選択し、Selectable プロパティを False に設定します。
    • ドロップダウンリストで、ribbonContextualTabGroup1 を選択し、Visible プロパティを False に設定します。
    • ドロップダウンリストから richTextBox1 を選択し、〈イベント〉ボタン をクリックしてから、以下のイベントハンドラを設定して、RichTextBox コントロールでプロジェクトに追加されたコードを処理できるようにします。
      • EnterrichTextBox1_Enter に設定します。
      • LeaverichTextBox1_Leave に設定します。
  7. F5]キーを押してプロジェクトを実行します。 プロジェクトに追加した操作別タブが表示されていないことを確認します。

  8. RichTextBox の内側をクリックし、操作別タブがオレンジ色で表示されることを確認します。
  9. ListBox の内側をクリックし、操作別タブが消えることを確認します。

これで完了です。 C1Ribbon (Classic) を使用することで、操作別タブをリボンインタフェースに簡単に追加することができます。