TouchToolKit for WinForms
コントロールバー
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コントロールバーはズームやスクロールの操作をエンドユーザーの目に触れる形で提供します。コントロールバーはC1Zoomコンポーネントのズームから除外されるため、ユーザーの操作に関わらず同じ大きさを保つことができます。

コントロールバーの設定

以下の手順でタッチ可能なフォームに対し、コントロールバーを設定します。

  1. プロジェクトにユーザーコントロールを追加します。(UserControl1)
  2. ユーザーコントロールにコマンドとして使用するButton コントロールを2つ追加します。(Button1、Button2)
  3. ツールボックスからユーザーコントロールにC1ZoomCommandProvider コンポーネントを追加します。
  4. Buttonコントロールのスマートタグアンカーをクリックし、C1ZoomCommands の一覧から「ZoomIn」を選択します。同様に、もう1つのButtonコントロールに同じ手順で「ZoomOut」を選択します。
  5. プロジェクトをビルドします。
  6. フォームにC1Zoom コンポーネントを追加します。
  7. フォームに、作成したUserControl1を追加します。
  8. C1Zoomコンポーネントを選択し、プロパティウィンドウからC1Zoom.ControlBarsプロパティを開きます。
  9. ControlBarコレクションエディターで〈追加〉をクリックし、Contentプロパティで「WindowsFormsApplication1.UserControl1」を選択します。
  10. フォームを実行し、Button1 とButton2 の操作でフォームをズームできることを確認します。

表示位置

ControlBar.PositionMode プロパティを使って、コントロールバーの表示位置を設定できます。

ControlBar.PositionModeプロパティにPositionMode.Dockを設定している場合、コントロールバーは親フォームにドッキングされます。親フォームがリサイズされた場合、コントロールバーの表示位置は親フォームのサイズに合わせて自動調整されます。

 

また、ControlBar.DockPositionプロパティで、ドッキングされたコントロールバーの表示位置を指定できます。

次のコードでは、ドッキングされたコントロールバーを親フォームの左下に表示します。

Visual Basic コードの書き方

Visual Basic
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars(0).PositionMode = C1.Win.C1TouchToolKit.PositionMode.Dock
C1Zoom1.ControlBars(0).DockPosition = ContentAlignment.BottomLeft

C# コードの書き方

C#
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars[0].PositionMode = C1.Win.C1TouchToolKit.PositionMode.Dock;
C1Zoom1.ControlBars[0].DockPosition = ContentAlignment.BottomLeft;

ControlBar.Marginプロパティを使用すると、親フォームの罫線とコントロールバーの間にスペースを入れることができます。

Visual Basic コードの書き方

Visual Basic
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars(0).Margin = New Padding(20, 20, 20, 20)

C# コードの書き方

C#
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars[0].Margin = new Padding(20, 20, 20, 20);

ControlBar.PositionModeプロパティにPositionMode.Floatingを設定している場合、タッチ操作またはコードでコントロールバーの表示位置を変更できます。

 

Visual Basic コードの書き方

Visual Basic
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars(0).PositionMode = C1.Win.C1TouchToolKit.PositionMode.Floating

C# コードの書き方

C#
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars[0].PositionMode = C1.Win.C1TouchToolKit.PositionMode.Floating;

ControlBar.PositionModeプロパティにPositionMode.Fixedを設定している場合、コードでコントロールバーの表示位置を変更できます。この場合、コントロールバーの表示位置をタッチ操作で変更することはできません。

Visual Basic コードの書き方

Visual Basic
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars(0).PositionMode = C1.Win.C1TouchToolKit.PositionMode.Fixed

C# コードの書き方

C#
コードのコピー
C1Zoom1.ControlBars[0].PositionMode = C1.Win.C1TouchToolKit.PositionMode.Fixed;

半透明表示

ControlBar.Opacityプロパティを使って、コントロールバーを対象のフォーム上で半透明に表示できます。既定値は50%の透過です。半透明の場合でも、背後にあるフォームのコントロールを操作することはできません。

20% 50%(既定) 100%

背景色の透過

ControlBar.TransparentBackgroundプロパティをTrueに設定し、ControlBar.TransparencyKeyプロパティに透過したい色を設定すると、コントロールバーの指定した色を透明できます。このとき、透明の部分を通して背後にあるフォームのコントロールを操作することはできません。