True DBGrid for WinForms では、次の3つの方法を使用して、個別のセルの表示方法を制御できます。
制御方法 | 説明 |
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ステータスに基づいて | グリッドの各セルには、その特性(現在の行、変更された行、選択した行の一部、強調表示されている行の一部などの組み合わせ)を識別するセルのステータスがあります。AddCellStyle メソッドを使用して、セルのステータス値の組み合わせに適用できるスタイルの属性を設定できます。 |
コンテンツに基づいて | 正規表現と呼ばれるパターンを指定し、そのパターンを使ってセルのコンテンツに対するパターンマッチングを実行できます。コンテンツが AddRegexCellStyle メソッドで指定されたパターンに一致すると、C1TrueDBGrid は、事前に選択されたスタイルの属性を自動的にセルに適用します。 |
独自の条件に基づいて | FetchCellStyle (または FetchRowStyle)イベントを使用すると、セル(または行)が表示されるたびに、セルの色やフォントを指定できます。 |
設計時に定義した Style オブジェクトを AddCellStyle メソッドおよび AddRegexCellStyle メソッドの引数として使用できます。また、一時スタイルをコード内で作成して、特定の属性または複数の属性に使用できます。
FetchCellStyle イベントおよび FetchRowStyle イベントは、一時 Style オブジェクトを最後のパラメータとして渡します。そのプロパティを設定することで、他のイベントパラメータで指定されたセルの外見を制御できます。
このバージョンの C1TrueDBGrid では、セル単位でフォントおよび色を指定するには、コードを記述する必要があります。ただし、設計時にスタイルを作成すると、最小限のコードを記述するだけで済みます。設計時に名前付きスタイルを作成する方法については、GridStyleCollection エディタを使用するを参照してください。