グリッドを作成すると、最初に一連の組み込みの名前付きスタイルが指定されます。これらのスタイルによって、さまざまなグリッドの表示方法が制御されます。たとえば、Heading スタイルは、列のヘッダの表示に使用される属性を決定します。設計時には、GridStyleCollection エディタで組み込みの名前付きスタイルを変更することで、グリッド全体の外見を変更できます。実行時には、GridStyleCollection を使用して、同じ名前付きスタイルのセットにアクセスできます。すべてのグリッドは、最初に 13 個の組み込みスタイルを持っています。これらのスタイルは、次のグリッド要素の表示方法を制御します。
要素 | 説明 |
---|---|
Caption | グリッドとスプリットのキャプションバー |
Editor | グリッド内のセルエディタ |
EvenRow | 偶数行にあるデータセル |
Filter Bar | フィルタバー列にあるデータ |
Footer | 列のフッタ |
Group | グリッドのグループ化領域にあるグループ列 |
Heading | 列のヘッダ |
HighlightRow | 強調表示されている行にあるデータセル |
Inactive | 列のヘッダ(他の列にフォーカスがある場合) |
Normal | 選択も強調表示もされていない行にあるデータセル |
OddRow | 奇数行にあるデータセル |
Record Selector | レコードセレクタ列のデータ |
Selected | 選択されている行にあるデータセル |
選択されている行とは、コードまたはユーザーの操作によって SelectedRowCollectionにブックマークが追加されている行です。強調表示されている行とは、 MarqueeStyle プロパティが MarqueeEnum.HighlightRow またはMarqueeEnum.HighlightRowRaiseCellに設定されている現在の行です。
EvenRow スタイルおよび OddRow スタイルは、AlternatingRows プロパティが True に設定されている場合にだけ使用できます。