True DBGrid for WinForms では、データソース間の親子関係を表示する際に、マスターテーブル内からまったく新しい C1TrueDBGrid を開き、そこに子のデータレコードを表示できます。ChildGrid プロパティを設定して2つのグリッドコントロールを接続し、数行のコードを記述するだけで、完全に編集可能な子データのドロップダウンを作成できます。このドロップダウンは、クリックするだけでマスターテーブル内に表示されます。
階層化されたデータセットがすでに設定されている場合は、C1TrueDBGrid1 の ChildGrid プロパティのテキストボックスに C1TrueDBGrid2 と入力することで、親子関係を作成できます。
次に、C1TrueDBGrid2 の SplitCollection エディタを開き、ExtendRightColumn プロパティを True に変更します。
C1TrueDBGrid2 は非表示になり、各行の左端のセルに展開アイコン( + )が表示されます。次の例のマスターテーブルには、作曲家のリストとその主要な情報が含まれています。右にスクロールしても、展開アイコンは常に左端のセルに表示されます。
展開アイコンの1つを左クリックすると、ドロップダウンに子テーブルが表示されます。この例のドロップダウンには、展開した作曲家の作品リストが表示されます。
この例からもわかるように、簡単な操作でマスターグリッドに子グリッドを結び付けて、階層化されたデータをわかりやすく表示できます。