C1TrueDBGrid のセルの選択に関する機能は、Microsoft Excel の機能にたいへんよく似ており、いつでも複数のセルを選択できます。セルをクリック&ドラッグするか、矢印キーを使用して、セルの範囲を選択できます。また、Shift キーや Ctrl キーを押しながらレコードセレクタ順番にクリックすると、複数の行を選択できます。この範囲は、最初にセルがある行または列に制限されませんが、隣接していないセルを同時に選択することはできません。
セルの範囲を選択すると、グリッドのSelRange プロパティが True になります。 SelectedRowCollection コレクションとSelectedColumnCollection コレクションのどちらか一方だけでは、選択されているセルを特定できません。実行時には、これら両方のコレクションを評価し、その共通部分を取得することによって、選択されているセルの範囲を特定できます。たとえば、ユーザーが行2列2のセルをクリックし、行4列4のセルまでドラッグすると、SelectedRowCollection コレクションには整数2、3、および4が格納され、SelectedColumnCollection コレクションには列2、3、および4の C1DataColumn オブジェクトが格納されます。このことから、列2〜4と行2〜4の9個のセルの範囲が選択されていることを実行時に特定できます。