ComponentOne ClearStyle は、WPF コントロールのスタイル設定をすばやく簡単に実行できる新技術です。ClearStyle を使用すると、面倒な XAML テンプレートやスタイルリソースを操作しなくても、コントロールのカスタムスタイルを作成できます。
現在のところ、すべての標準 WPF コントロールにテーマを追加するには、スタイルリソーステンプレートを作成する必要があります。Microsoft Visual Studio ではこの処理は困難であるため、Microsoft は、このタスクを簡単に実行できるように Expression Blend を導入しました。ただし、Blend に不慣れであったり、十分な学習時間を取れない開発者にとっては、この2つの環境を行き来することはかなり困難な作業です。デザイナに作業を任せることも考えられますが、デザイナと開発者が XAML ファイルを共有すると、かえって煩雑になる可能性があります。
このような場合に、ClearStyle を使用します。ClearStyle は、Visual Studio を使用して直感的な方法でスタイル設定を実行できるようにします。ほとんどの場合は、アプリケーション内のコントロールに対して単純なスタイル変更を行うだけなので、この処理は簡単に行えるべきです。たとえば、データグリッドの行の色を変更するだけであれば、1つのプロパティを設定するだけで簡単に行えるようにする必要があります。一部の色を変更するためだけに、完全で複雑なテンプレートを作成する必要はありません。