Input Library for WPF
MaskedTextBox クイックスタート
Input for WPF > Masked Text Box > MaskedTextBox クイックスタート

このクイックスタートは、MaskedTextBox for WPF を初めて使用するユーザーのために用意されています。このクイックスタートでは、C1MaskedTextBoxコントロールをアプリケーションに追加し、コントロールの外観と動作をカスタマイズします。

アプリケーションの設定

この手順では、最初に Visual Studio で MaskedTextBox for を使用する WPF アプリケーションを作成します。C1MaskedTextBox コントロールをアプリケーションに追加するだけで、完全な機能を備えた入力エディタとして使用できます。さらに、そのコントロールをアプリケーションに合わせてカスタマイズできます。

プロジェクトをセットアップし、C1MaskedTextBox コントロールをアプリケーションに追加するには、次の手順に従います。

  1. Visual Studio で、[ファイル]→[新しいプロジェクト]を選択します。
  2. [新しいプロジェクト]ダイアログボックスで、[WPFアプリケーション]を選択します。
  3. プロジェクトの名前場所を入力し、[OK]をクリックして新しいアプリケーションを作成します。
  4. XAMLで、次のコードを追加します。

      Colorized Example Code
    XAML CS
    コードのコピー
    <StackPanel x:Name="sp1" Width="Auto" Height="Auto" Orientation="Vertical" HorizontalAlignment="Center" VerticalAlignment="Center"></StackPanel>
C1MaskedTextBoxおよびLabelコントロールをStackPanelに追加するには、次の手順を行います。
  1. ツールボックスに移動し、[C1MaskedTextBox]アイコンをダブルクリックして、MainWindow にコントロールを追加します。この手順3を複数回繰り返して、合計4つの C1MaskedTextBox コントロールを追加します。
  2. ツールボックスで、Label アイコンをダブルクリックして、このコントロールを MainWindow に追加します。この手順4を複数回繰り返して、合計5つの標準の Label コントロールを追加します。
  3. コントロールのサイズを変更して再配置します。 LabelコントロールとC1MaskedTextBoxコントロールを交互に配置し、次の画像のように配置されていることを確認します。

     

これで、WPF アプリケーションが正しく作成され、アプリケーションに C1MaskedTextBox コントロールが追加されました。次の手順では、コントロールをカスタマイズし、アプリケーションの設定を完成させます。

外観のカスタマイズ

前の手順では、新しい WPFプロジェクトを作成し、アプリケーションに4つの C1MaskedTextBox コントロールと5つの Label コントロールを追加しました。この手順では、引き続き、プロパティを設定してコントロールをカスタマイズします。

次の手順に従います。

  1. デザイン]ビューで、Label1 コントロールを1回クリックして選択し、[プロパティ]ウィンドウに移動し、その Content プロパティを「社員情報」に設定します。
  2. 残りの各 Label コントロールを順に選択し、[プロパティ]ウィンドウに移動して、それぞれを次のように設定します。
  • Content プロパティのデフォルトの「Label」テキストを削除します。
  • FontSize プロパティを「9」に設定します。
  1. XAML] ビューに切り替え、Watermark="名前"<c1:C1MaskedTextBox>タグに追加して、C1MaskedTextBox1 を次のようにカスタマイズします。
XAML
コードのコピー
<c1:C1MaskedTextBox Height="23" Margin="21,46,167,0" Name="C1MaskedTextBox1" VerticalAlignment="Top" Watermark="名前" />

これで、コントロールにウォーターマークが追加されます。

  1. XAML] ビューに切り替え,Watermark="社員ID" Mask="000-00-0000"<c1:C1MaskedTextBox> タグに追加して、C1MaskedTextBox2 を次のようにカスタマイズします。
XAML
コードのコピー
<c1:C1MaskedTextBox Margin="14,98,12,0" Name="C1MaskedTextBox2" Height="23" VerticalAlignment="Top" Watermark="社員ID" Mask="000-00-0000" />

これで、コントロールにウォーターマークとマスクが追加されます。

  1. Watermark="入社日" Mask="00/00/0000"<c1:C1MaskedTextBox> タグに追加して、C1MaskedTextBox3 を次のようにカスタマイズします。
XAML
コードのコピー
<c1:C1MaskedTextBox Height="23" Margin="14,0,12,87" Name="C1MaskedTextBox3" VerticalAlignment="Bottom" Watermark="入社日" Mask="00/00/0000"/>

これで、コントロールにウォーターマークとマスクが追加されます。

  1. Watermark="電話番号" Mask="(999) 000-0000"<c1:C1MaskedTextBox> タグに追加して、C1MaskedTextBox4 を次のようにカスタマイズします。
XAML
コードのコピー
<c1:C1MaskedTextBox Height="23" Margin="14,0,12,33" Name="C1MaskedTextBox4" VerticalAlignment="Bottom" Watermark="電話番号" Mask="(999) 000-0000"/>

これで、コントロールにウォーターマークとマスクが追加されます。

これで、アプリケーションのユーザーインターフェイスを設定できました。次の手順では、コードをアプリケーションに追加します。

アプリケーションへのコードの追加

これまでの手順では、アプリケーションのユーザーインターフェイスを設定し、いくつかのコントロールをアプリケーションに追加しました。この手順では、アプリケーションにコードを追加して完成させます。

次の手順に従います。

  1. デザイン]ビューで、C1MaskedTextBox1 をダブルクリックしてコードビューに切り替え、C1MaskedTextBox1_TextChanged イベントハンドラを作成します。[デザイン]ビューに戻り、各 C1MaskedTextBox コントロールでこの手順を繰り返して、各コントロールに TextChanged イベントハンドラを作成します。
  2. コード]ビューで、次の import 文をページの先頭に追加します。
Visual Basic
コードのコピー
Imports C1.WPF       

 

C#
コードのコピー
using C1.WPF;       
  1. C1MaskedTextBox1_TextChanged イベントハンドラにコードを追加します。次のようになります。
Visual Basic
コードのコピー
Private Sub C1MaskedTextBox1_TextChanged(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.Controls.TextChangedEventArgs) Handles C1MaskedTextBox1.TextChanged
    Me.Label2.Content = "マスク: " & Me.C1MaskedTextBox1.Mask & "  値: " & Me.C1MaskedTextBox1.Value & "  テキスト: " & Me.C1MaskedTextBox1.Text
End Sub

 

C#
コードのコピー
private void c1mtb1_TextChanged(object sender, TextChangedEventArgs e)
{
    this.lbl2.Content = "マスク: " + this.c1mtb1.Mask + " 値: " + this.c1mtb1.Value + " テキスト: " + this.c1mtb1.Text;
}
  1. C1MaskedTextBox2_TextChanged イベントハンドラにコードを追加します。次のようになります。
Visual Basic
コードのコピー
Private Sub C1MaskedTextBox2_TextChanged(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.Controls.TextChangedEventArgs) Handles C1MaskedTextBox2.TextChanged
    Me.Label3.Content = "マスク: " & Me.C1MaskedTextBox2.Mask & "  値: " & Me.C1MaskedTextBox2.Value & "  テキスト: " & Me.C1MaskedTextBox2.Text
End Sub

 

C#
コードのコピー
private void c1MaskedTextBox2_TextChanged(object sender, TextChangedEventArgs e)
{
    this.label3.Content = "マスク: " + this.c1MaskedTextBox2.Mask + " 値: " + this.c1MaskedTextBox2.Value + " テキスト: " + this.c1MaskedTextBox2.Text;
}
  1. C1MaskedTextBox3_TextChanged イベントハンドラにコードを追加します。次のようになります。
Visual Basic
コードのコピー
Private Sub C1MaskedTextBox3_TextChanged(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.Controls.TextChangedEventArgs) Handles C1MaskedTextBox3.TextChanged
    Me.Label4.Content = "マスク: " & Me.C1MaskedTextBox3.Mask & "  値: " & Me.C1MaskedTextBox3.Value & "  テキスト: " & Me.C1MaskedTextBox3.Text
End Sub

 

C#
コードのコピー
private void c1MaskedTextBox3_TextChanged(object sender, TextChangedEventArgs e)
{
    this.label4.Content = "マスク: " + this.c1MaskedTextBox3.Mask + " 値: " + this.c1MaskedTextBox3.Value + " Text: " + this.c1MaskedTextBox3.Text;
}
  1. C1MaskedTextBox4_TextChanged イベントハンドラにコードを追加します。次のようになります。
Visual Basic
コードのコピー
Private Sub C1MaskedTextBox4_TextChanged(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.Controls.TextChangedEventArgs) Handles C1MaskedTextBox4.TextChanged
    Me.Label5.Content = "マスク: " & Me.C1MaskedTextBox4.Mask & "  値: " & Me.C1MaskedTextBox4.Value & "  テキスト: " & Me.C1MaskedTextBox4.Text
End Sub

 

C#
コードのコピー
private void c1MaskedTextBox4_TextChanged(object sender, TextChangedEventArgs e)
{
    this.label5.Content = "マスク:" + this.c1MaskedTextBox4.Mask + " 値: " + this.c1MaskedTextBox4.Value + " テキスト: " + this.c1MaskedTextBox4.Text;
}

この手順では、アプリケーションにコードを追加しました。次の手順では、アプリケーションを実行し、実行時の操作を確認します。

アプリケーションの実行

これまでに WPF アプリケーションを作成し、外観と動作をカスタマイズしたので、次にアプリケーションを実行します。アプリケーションを実行して MaskedTextBox for WPF の実行時の動作を確認するには、次の手順に従います。

  1. デバッグ]メニューから[デバッグ開始]を選択し、実行時にアプリケーションがどのように表示されるかを確認します。アプリケーションは次の図のように表示されます。

 

C1MaskedTextBox コントロールに表示されるウォーターマークに注目してください。

  1. 最初の C1MaskedTextBox コントロールに数字を入力します。

 

コントロールの下にあるラベルには、マスク、現在の値、および現在のテキストが表示されます。

  1. 2番目の C1MaskedTextBox コントロールに文字列を入力します。

    このコントロールにはマスクが設定されていません。したがって、必要なら、数字も他の文字もコントロールに入力できます。

  1. 3番目の C1MaskedTextBox コントロールに文字列を入力してみます。入力できないことがわかります。Mask プロパティは、数字のみを受け付けるように設定されていました。代わりに数値を入力します。これは問題ありません。
  2. 残りのコントロールに数字を入力します。アプリケーションは次の図のように表示されます。

 

C1MaskedTextBox コントロールの下に表示される Value プロパティには、リテラル文字が含まれません。一方、Text プロパティにはリテラル文字が含まれます。

おめでとうございます!

これで、MaskedTextBox for WPF クイックスタートは完了です。MaskedTextBox for WPF アプリケーションを作成し、コントロールの外観と動作をカスタマイズし、アプリケーションの実行時機能をいくつか確認することができました.