Data for Silverlight
データベースアクセスインフラストラクチャの追加

Web サービスを実装する前に、データベース自体をプロジェクトに追加します。この手順はオプションです。接続文字列を使ってデータベースの場所を指定するため、この MDB ファイルはシステム内のどこにあってもかまいません。ここでは、展開を容易にするためと、オリジナルのデータベースが変更されないようにするために、ローカルコピーを作成します。

データベースをプロジェクトに追加するには、次の手順に従います。

  1. MasterDetailWeb プロジェクト内の App_Data ノードを右クリックし、[追加]→[既存の項目]を選択します。
  2. ダイアログボックスで NWind.mdb ファイルを見つけ、そのファイルをプロジェクトに追加します。
  3. [プロパティ]ウィンドウで、[ビルドアクション]プロパティを[なし]に設定します。
    次の図は、この手順を完了した後のソリューションエクスプローラウィンドウです。

データベースファイルに加えて、データベースとの間でデータをやり取りするためのメカニズムも必要です。このサンプルでは、SmartDataSet という名前のユーティリティクラスを使ってこのメカニズムを作成します。SmartDataSet は、標準の ADO.NET DataSet クラスを拡張して、次の項目を追加しています。

SmartDataSet は便利ですが、必須ではありません。このクラスは、データのロードと保存に使用される DataAdapter オブジェクトを内部的に作成および設定しますが、標準の ADO.NET コードを記述して同じ処理を行うこともできます。その場合は、標準の ADO.NET 技術のみを使用するため、ここでは省略します。

SmartDataSet.cs ファイルをプロジェクトに追加するには、次の手順に従います。

  1. ソリューションエクスプローラで MasterDetailWeb ノードを右クリックし、[追加]→[既存の項目]を選択します。
  2. [既存のアイテムの追加]ダイアログボックスで、C1.Silverlight 配布パッケージ内の SmartDataSet.cs ファイルを見つけ、[追加]をクリックしてプロジェクトに追加します。
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