この手順では、データベースをプロジェクトに追加し、グリッドを連結するプロセスを開始します。この手順では、標準の Northwind データベースとサンプルコードファイルを使用します。これらは、ComponentOne for Silverlight のサンプルにインストールされています。
プロジェクトを設定するには、次の手順に従います。
- ソリューションエクスプローラで、.Web プロジェクト(たとえば、ComponentOneDataGrid.Web)を展開します。App_Data フォルダが表示されていない場合、.Web プロジェクトを右クリックして、[追加]→[新しいフォルダ]を選択して、フォルダ名を「App_Data」に設定します。
- ソリューションエクスプローラで、App_Data ノードを右クリックして、[追加]→[既存の項目]を選択します。
- [既存のアイテムの追加]ダイアログボックスで、C:\Users\<ユーザー名>\Documents\ComponentOne Samples\Common ディレクトリに移動します。Nwind.mdb ファイルを選択し、[追加]をクリックしてプロジェクトに追加します。
- ソリューションエクスプローラで、今追加した Nwind.mdb ファイルを選択し、プロパティウィンドウで、[ビルドアクション]プロパティを[なし]に設定します。
- ソリューションエクスプローラで、.Web プロジェクト(たとえば、ComponentOneDataGrid.Web)を右クリックし、[追加]→[既存の項目]を選択します。
- [既存のアイテムの追加]ダイアログボックスで、製品サンプルの C1_MDSL\C1_MDSLWeb ディレクトリに移動します。SmartDataSet.cs ファイルを選択し、[追加]をクリックしてプロジェクトに追加します。
このファイルには、データベースと双方向のデータ転送を行うためのコードが含まれています。
- ソリューションエクスプローラで、.Web プロジェクトを右クリックし、[追加]→[新しい項目]を選択します。
- [新しい項目の追加]ダイアログボックスの左ペインで、[Web]項目を選択します。
- テンプレートリストで、[Web サービス]を選択します。その Web サービスの名前を「DataService.asmx」とし、[追加]ボタンをクリックします。Web サービスファイルがプロジェクトに追加され、自動的に開かれます。
- DataService.asmx ファイルで、ファイルの先頭に次の using 文を追加します。
- 次に、[System.Web.Script.Services.ScriptService] または <System.Web.Script.Services.ScriptService()> 行のコメントを外します。
これによりスクリプトからの Web サービス呼び出しが有効になります。
- 既存の HelloWorld メソッドを削除し、次のコードに置き換えます。
このコードは、データセットを作成し、データベースからデータを受け取ります。
- .Web プロジェクト(たとえば、ComponentOneDataGrid.Web)を右クリックし、コンテキストメニューから[ビルド]を選択します。これで、ComponentOneDataGrid.Web プロジェクトの作業は終了し、ComponentOneDataGrid プロジェクトの作業に戻ります。
ここまでの成果
この手順では、プロジェクトにデータベースを追加し、Web サービスを作成しました。次の手順では、最後にプロジェクトに Web サービスを接続し、アプリケーションを実行します。