以下に、Excel for WPF/Silverlight の便利な機能をいくつか示します。
1つのコマンドを使用したワークブックの保存またはロード
Excel for WPF/Silverlight は使いやすく、1つのコマンドを使用してワークブックをロードまたは保存し、シートをグリッドコントロールのように操作できます。
個々のセル内のデータの読み書き
C1XLBook をロードまたは作成したら、単純なグリッドのように各シート内のデータにアクセスできます。次に例を示します。
XAML |
コードのコピー
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XLSheet sheet = C1XLBook.Sheets[0]; sheet[0, 0].Value = DateTime.Now; |
各セルのデータの書式設定
各セルに関連付けられた書式には、セルに格納されているデータと同様に簡単にアクセスできます。次に例を示します。
C# |
コードのコピー
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XLStyle style = new XLStyle(c1XLBook1); style.Format = "dd-MM-yyyy"; style.Font = new XLFont("Courier New", 14); XLSheet sheet = c1XLBook1.Sheets[0]; sheet[0, 0].Value = DateTime.Now; sheet[0, 0].Style = style; |
Excel for WPF/Silverlight を使用した XLS ファイルのエクスポート
他の ComponentOne コンポーネントは Excel for WPF/Silverlight を使用して XLS ファイルをエクスポートします。たとえば、C1Report は、Excel for WPF/Silverlight を使用して、レポートの XLS バージョンを作成します。これで、Microsoft Excel のユーザーであれば誰でも、これらのレポートを表示および編集できます。
Microsoft Excel を使用しない .xls および .xlsx ファイルの読み書き
Excel for WPF/Silverlight は、.xls(Excel 97 以降)および .xlsx(OpenXml 形式)ファイルを読み書きします。後者のファイルを再利用し、ファイルをやり取りしたり、圧縮してファイルサイズを小さくすることができます。Microsoft Excel がインストールされている必要はありません。
セル内の画像の作成および配置
セルに画像を追加できるだけでなく、セルのサイズやセル内の画像の位置を指定できます。また、画像をセルに合わせて拡大縮小したり、クリップしたり、引き延ばすかどうかを指定できます。
ストリームへのファイルの保存および読み込み
Load メソッドと Save メソッドの新しいオーバーロードメソッドを使用して、ワークブックをメモリストリームから直接読み込んだり、メモリストリームに直接書き込めるようになりました。一時ファイルを使用する必要はなくなりました。
シートのヘッダーおよびフッターへの画像の追加
XLPrintSettings クラスのプロパティを使用して、シートのヘッダーまたはフッターの左、中央、または右部分に画像を追加できます。