チャートには、一般に、データを測定および分類するために、垂直軸(Y 軸)と水平軸(X 軸)の 2 つの軸があります。垂直軸は値軸とも呼ばれ、水平軸はカテゴリ軸とも呼ばれます。
どのチャートの軸も同じ方法で描画されるわけではありません。たとえば、散布図やバブルチャートでは、垂直軸には数値が表示され、水平軸には離散的または連続的な数値データが表示されます。リアルタイムの例として、さまざまな年齢層別のインターネット利用率(週あたり時間数)をプロットする場合を考えます。この場合、2 つの項目はどちらも数値で、X 軸と Y 軸の数値に対応してデータポイントがプロットされます。
折れ線グラフ、縦棒グラフ、横棒グラフ、面グラフなど、他のチャートは、垂直軸に数値を表示し、水平軸にカテゴリを表示します。リアルタイムの例として、さまざまな地域別のインターネット利用率(週あたり時間数)をプロットする場合を考えます。この場合は、テキストで表されるカテゴリとして地域が水平軸にプロットされます。
ただし、FlexChart は、横棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフの場合でも、X 軸と Y 軸の両方に数値を表示できる高い柔軟性を有しています。また、異なるタイプの値を表示する場合に、追加の設定を行う必要がありません。
FlexChart の軸は、Axis クラスで表されます。FlexChart の主軸には、AxisX プロパティと AxisY プロパティを使用してアクセスできます。
第 1 X 軸は下部に水平方向にレンダリングされ、第 1 Y 軸は左側に垂直方向にレンダリングされます。 ただし、主軸をカスタマイズしたり、複数の軸を使用することで、この規則にも例外を設けることができます。
FlexChart を使用する際、目盛りマークや軸ラベルの外観を変更できます。軸の値間の単位数を指定することで、X 軸と Y 軸の軸ラベルの数を減らすことができます。さらに、ラベルの配置や方向を変更したり、表示される数値の書式を変更することができます。必要に応じて、軸のスタイルを設定したり、位置を変更することもできます。
以下のセクションでは、FlexChart の軸に対して行うことができるさまざまなカスタマイズや変更について説明します。