FlexChart は、ヒットテストをサポートし、実行時にコントロールの特定のポイントの情報を取得できます。ポイントされた座標に関する情報を再利用して、チャートデータをドリルダウンしたり、アラートを設定するなどのユーザー操作機能を実装できます。
FlexChart は、HitTest() メソッドを使用したヒットテストをサポートします。このメソッドは、指示されたエンティティの位置(座標)を取得します。そして、ポインタ位置に関する次の情報を提供する HitTestInfo クラスのオブジェクトを返します。
この例では、FlexChart コントロールの MouseMove イベントで HitTest() メソッドが呼び出されます。ここで、ポインタ位置のポイント座標がパラメータとして HitTest() メソッドに渡されます。
FlexChart でヒットテストを有効にするには、次の手順に従います。
以下のコードスニペットに示すように、WPFアプリケーションに FlexChart コントロールのインスタンスを追加し、適切なデータソースに連結します。
以下のコードスニペットに示すように、ポインタ座標を取得するためにマウスイベントをサブスクライブします。
以下のコードスニペットに示すように、対応するイベントハンドラで、HitTest() メソッドを呼び出し、取得したマウスポインタ座標を渡します。
次に、HitTestInfo オブジェクトで返されたマウスポインタの位置に関する情報を再利用できます。たとえば、以下のコードスニペットでは、HitTestInfo オブジェクトで返された値が文字列に変換され、TextBlock に表示されます。