ほとんどのグリッドと同様に、C1FlexGrid はソートをサポートします。列ヘッダをクリックすると、データは昇順または降順でソートされます。グリッドをソートすると、対応する列に、現在のソート方向を示す三角形が表示されます。
C1FlexGrid では、一般的なソート切り替え動作に加えて、[Ctrl]キーを押しながら列ヘッダをクリックすることでソートを解除できます。これにより、列に適用されているソートは解除され、データは元の順序で表示されます。
グループ化と同様に、実際のソートは、データソースとして使用される ICollectionView によって実行されます。グリッドは単にマウスクリックを検出するだけであり、ソートはこのデータソースオブジェクトに委任されます。また、コードを使ってデータをソートすることもできます。
たとえば、次のコードは、データを氏名および都道府県に基づいてソートします。
このコードが呼び出されると、グリッドは、自動的にデータを新しいソート順で表示し、都道府県の列ヘッダに三角形のソートインジケータを表示します。
グリッドのソートを無効にするには、AllowSorting プロパティを false に設定します。特定の列のソートを無効にするには、Column.AllowSorting プロパティを false に設定します。また、ShowSort プロパティを false に設定することで、三角形のソートインジケータを非表示にすることもできます。