このセクションでは、株価情報に特化した Financial サンプルアプリケーションについて説明します。株価情報アプリケーションは、通常、大量のデータに依存します。データは、多くの場合、強力な専用サーバーからリアルタイムで取得されます。
この種のアプリケーションは、その特性からリアルタイム情報を処理するので、迅速な更新(アプリケーションはサーバーから取得されるデータストリームに追従する必要があります)、およびクリアで効率的な方法で変化をユーザーに伝達するメカニズムが必要です。
変更をリアルタイムで強調するために一般的に使用される方法の 1 つに、要素の点滅があります。たとえば、値が変化したときにグリッドセルを別の色で点滅させます。点滅は、短時間だけでユーザーの注意を変更に対して向けさせることができます。
コンパクトな形式で迅速に豊富な内容の情報を伝達するもう 1 つのメカニズムとして、最近さらに普及しているスパークラインがあります。スパークラインは、長い数値の行より明確で効率的に、トレンドやサマリー情報を表示するミニチャートです。
このセクションでは、リアルタイムのデータ更新、点滅セル、およびスパークラインを使用する株価情報アプリケーションについて説明します。このサンプルアプリケーションでは、WPF における C1FlexGrid のパフォーマンスに焦点を合わせます。
次の図に、動作中の株価情報アプリケーションを示します。図では、値が絶えず変化するアプリケーションの動的な動作を伝えることはできないので、機会があるときにサンプルアプリケーションを実行することをお勧めします。