Reports for WPF
ObjectResolvedScript プロパティ (RenderObject)

C1.WPF.C1Report.4 アセンブリ > C1.C1Preview 名前空間 > RenderObject クラス : ObjectResolvedScript プロパティ
現在のオブジェクトが完全に解決され、すべてのそのフラグメントが作成され、 現在のオブジェクトの Fragments コレクションに 追加されたときに実行されるスクリプトを取得または設定します。
シンタックス
'宣言
 
Public Property ObjectResolvedScript As System.String
public System.string ObjectResolvedScript {get; set;}
解説
このスクリプトを使って、解決した後のオブジェクトの外観を調整できます。 たとえば、オブジェクトの背景はオブジェクトを複数のページに分割された (Fragments コレクションが 複数の要素を含んでいる)かどうかに応じて設定できます。以下のコードは、 RenderArea の背景を、複数ページに分割された場合は赤色、 および分割されなかった場合は緑色に設定します。 C1PrintDocument doc = new C1PrintDocument(); RenderArea ra = new RenderArea(); ra.ObjectResolvedScript = "if RenderObject.Fragments.Count > 1 then\r\n" + "RenderObject.Style.BackColor = Color.Red\r\n" + "else\r\n" + "RenderObject.Style.BackColor = Color.Green\r\n" + "end if\r\n"; ra.Style.Borders.All = LineDef.DefaultBold; // ... fill ra with sample content: for (int i = 0; i < 30; i++) ra.Children.Add(new RenderText("Line " + i.ToString())); doc.Body.Children.Add(ra); オブジェクト上の任意のスタイルプロパティを調整できますが、 オブジェクトのサイズと位置はそれに影響するプロパティ(フォントサイズなど)が 変更される場合でも再計算されないことに注意してください (そのため、フォントサイズが大きくなるとクリッピングが発生する場合などがあります)。 基本的に、これは、通常はオブジェクトのレイアウトに影響しない プロパティ(テキストや背景色など)のみがこのスクリプトで 変更されることを意味します。
参照

RenderObject クラス
RenderObject メンバ