C1ReportViewer のカスタムツールバーの作成はたいへん簡単です。デフォルトツールバーの各ボタンはコントロールのコマンドに対応しているため、XAML でのみカスタムツールバーを作成できます。C1Toolbar を使用して C1ReportViewer ツールバーを作成するサンプルコードを次に示します。
XAML |
コードのコピー
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<Grid x:Name="LayoutRoot"> <Grid.RowDefinitions> <RowDefinition Height="Auto" /> <RowDefinition /> </Grid.RowDefinitions> <c1:C1ToolbarStrip> <c1:C1ToolbarButton Content="最初" Command="{Binding FirstPageCommand,ElementName=reportViewer}" /> <c1:C1ToolbarButton Content="前へ" Command="{Binding PreviousPageCommand,ElementName=reportViewer}" /> <ContentPresenter Content="{Binding PageNumber,ElementName=reportViewer}" /> <TextBlock Text="/"/> <ContentPresenter Content="{Binding PageCount,ElementName=reportViewer}" /> <c1:C1ToolbarButton Content="次へ" Command="{Binding NextPageCommand,ElementName=reportViewer}" /> <c1:C1ToolbarButton Content="最終" Command="{Binding LastPageCommand,ElementName=reportViewer}" /> <ComboBox SelectedItem="{Binding Zoom,ElementName=reportViewer,Mode=TwoWay}"> <sys:Double>0.5</sys:Double> <sys:Double>1</sys:Double> <sys:Double>1.5</sys:Double> </ComboBox> </c1:C1ToolbarStrip> <c1:C1ReportViewer x:Name="reportViewer" Grid.Row="1" ToolbarVisibility="Collapsed"/> </Grid> |
各ボタンで Command プロパティをどのように C1ReportViewer のコマンドに連結しているかに注目してください。また、PageNumber プロパティと PageCount プロパティに連結して、簡単に現在のページと総ページ数を表示できます。最後に、ComboBox を Zoom プロパティに連結すると、ユーザーがズーム倍率を制御できます。
さまざまなコマンドを使用して、その他のボタンをカスタマイズできます。以下は、コマンドのリストです。
コマンド | 説明 |
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SaveCommand | ドキュメントを保存します。 |
PrintCommand | ドキュメントを印刷します。 |
FirstPageCommand | ドキュメントの最初のページに移動します。 |
PreviousPageCommand | ドキュメントの前のページに移動します。 |
NextPageCommand | ドキュメントの次のページに移動します。 |
LastPageCommand | ドキュメントの最後のページに移動します。 |
DecreaseZoomCommand | ドキュメントからズームアウトします。 |
IncreaseZoomCommand | ドキュメントにズームインします。 |
FindPreviousCommand | 検索テキストの前の出現位置を検索します。 |
FindNextCommand | 検索テキストの次の出現位置を検索します。 |
C1ReportViewerToolbar のテンプレートでは、次の名前の ToggleButton も使用されます。
オプション | 説明 |
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FitWidth | ドキュメントの幅をコントロールのサイズに合わせます。 |
OnePage | 1ページを表示します。 |
TwoPages | 2ページを並べて表示します。 |
カスタムツールバーのシナリオで、これらのトグルボタンの1つ、たとえば TwoPages を使用するには、C1ReportViewer テンプレートに TwoPages トグルボタンを配置する必要があります。コントロールの外部に独自のツールバーを作成する場合は、1つのボタンを追加し、クリックハンドラで C1ReportViewer.ViewMode = ViewMode.TwoPages を設定します。