PropertyBridge<TPropType>は、 Sourceと Targetの2つの依存プロパティを公開し、これらのプロパティの等値性を維持します。つまり、一方のプロパティ値が変更されると、他方のプロパティが同じ値に設定されます。この単純な仕組みにより、DependencyProperty であるプロパティだけを使用するように設計された WPF メカニズムで、DependencyProperty でないプロパティを使用できるようになります。
Sourceプロパティと Targetプロパティの動作の違いは、 PropertyBridge<TPropType>要素が含まれる XAML ツリーの初期化後に Sourceプロパティ値を使用して Targetプロパティ値が初期化されることです。その他の点で、これらのプロパティの動作は同じです。
実行時にスタンドアロンオブジェクトとして PropertyBridge<TPropType>を使用する必要がある場合、つまりそれを XAML ツリーに含めない場合は、BeginInit メソッドと EndInit メソッドを呼び出す必要があることに注意してください。 PropertyBridge<TPropType>は、その後で初めてプロパティ値の同期を開始します。
PropertyBridge<TPropType>クラスの使用方法として役立つ例を次に示します。
PropertyBridge<TPropType>クラスは System.Windows.FrameworkElementから派生されます。また、これが正しく動作するには、やり取りする必要がある他の要素と共に視覚ツリー内に配置される必要があります。 System.Windows.FrameworkElementからの派生は意図的なので、 PropertyBridge<TPropType>を視覚ツリーに含めることができます。これにより、連結が正しいコンテキストでプロパティに確立されます。
PropertyBridge<TPropType>要素の System.Windows.UIElement.Visibilityプロパティは、デフォルトで Collapsed に設定されています。したがって、このオブジェクトは画面に表示されず、レイアウトの測定および配置処理の対象になりません。つまり、このプロパティは、配置先の視覚ツリーのビジュアル表現に影響しません。
System.Object
System.Windows.Threading.DispatcherObject
System.Windows.DependencyObject
System.Windows.Media.Visual
System.Windows.UIElement
System.Windows.FrameworkElement
C1.WPF.Schedule.PropertyBridge<TPropType>
C1.WPF.Schedule.PropertyBridge