SpellChecker for WPF/Silverlight
UserDictionary
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ユーザー辞書は、読み取り/書き込み可能な単語リストで、名前や技術用語など(「ComponentOne」や「Silverlight」など)のユーザー定義の用語を格納します。ユーザーは、スペルチェック中にスペルダイアログボックスの[追加]ボタンをクリックして、カスタム辞書に単語を追加できます。コードを使用して単語を追加および削除することもできます。

通常、ユーザー辞書は、サーバーではなく、アプリケーション内の分離ストレージに保存されます。次のように、LoadFromIsolatedStorage メソッドと SaveToIsolatedStorage メソッドを使用して、カスタム辞書をロードおよび保存できます。

C#
コードのコピー
 public Page()
  {
    InitializeComponent();
    // 他の初期化...
    // メイン辞書をロードします
    SpellDictionary md = c1SpellChecker1.MainDictionary;
    md.LoadCompleted += md_LoadCompleted;
    md.LoadProgressChanged += md_LoadProgressChanged;
    md.LoadAsync("C1Spell_en-US.dct");
    // ユーザー辞書をロードします
    UserDictionary ud = c1SpellChecker1.UserDictionary;
    ud.LoadFromIsolatedStorage("Custom.dct");
    // アプリケーションの終了時にユーザー辞書を保存します
    App.Current.Exit += App_Exit;
  }
  void App_Exit(object sender, EventArgs e)
  {
    // 変更されたユーザー辞書を圧縮された分離ストレージに保存します
    UserDictionary ud = c1SpellChecker1.UserDictionary;
    ud.SaveToIsolatedStorage("Custom.dct");
  }

このコードは、ユーザー辞書を分離ストレージからロードし、アプリケーションの終了時にすべての変更を保存するためのイベントハンドラをアタッチします。通常、ユーザー辞書は小さく、圧縮された形式で保存されるため、ストレージ領域をそれほど使用しません。

ユーザー辞書を Stream オブジェクトにロードしたり保存して、必要に応じてユーザー辞書の永続化メカニズムをカスタマイズすることもできます。

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