GrapeCity CalendarGrid for Windows Forms 2.0J
ValidateMode プロパティ (GcDateTime)

コントロールの入力時の検証モードを取得または設定します。
構文
Public Property ValidateMode As ValidateModeEx
public ValidateModeEx ValidateMode {get; set;}

プロパティ値

ValidateModeEx 列挙値の 1 つ。既定値は ValidateModeEx.ValidateEx です。
例外
例外解説
System.ComponentModel.InvalidEnumArgumentException プロパティに指定された値が有効な列挙値ではありません。
解説

ValidateMode プロパティを ValidateModeEx.ValidateEx に設定すると、厳格な検証が実行され、うるう年や存在しない日付値などがチェックされます。また、ユーザーがデータを入力するときに文字のフィルタリングとフィールドの調整が自動的に行われます。うるう年の場合を例にとると、入力マスクが "yyyy.MM.dd" の場合、ユーザーは 2003 年 2 月 29 日を入力できません。入力マスクが "dd.MM.yyyy" に設定されている場合は、2003 年 2 月 29 日を入力しようとすると、年の最後の「3」を入力すると同時に 29 日が 28 日に自動的に調整されます。

このプロパティを ValidateModeEx.Validate に設定すると、簡易的な検証が実行されます。この場合、各フィールドは個別に動作し、フィールド間の関連性は無視されます。たとえば、入力マスクが "yyyy.MM.dd" に設定されている場合、通常は日付時刻値として存在しない「2003 年 2 月 31 日」のような日付をコントロールに入力できます。次の表に、ValidateModeEx.Validate モードを使用した場合の各フィールドの有効な範囲を示します。

フィールド 有効な範囲
yyyy 1 - 9999
yy 0 - 99
ee 1 - 99
MM 1 - 12
dd 1 - 31
HH 0 - 23
mm 0 - 59
ss 0 - 59

このプロパティを ValidateModeEx に設定した場合、コントロールの検証は実行されません。各フィールドは、ValidateModeEx.Validate に設定した場合と同様に互いに無関係に動作します。たとえば、入力マスクが "yyyy.MM.dd" に設定されている場合、日付時刻値ではない「0000.00.00」をコントロールに入力できます。次の表に、ValidateModeEx を使用した場合の各フィールドの有効な範囲を示します。

フィールド 有効な範囲
yyyy 0 - 9999
yy 0 - 99
ee 0 - 99
MM 0 - 99
dd 0 - 99
HH 0 - 99
mm 0 - 99
ss 0 - 99

このプロパティは、コントロールにデータを入力するときにのみ有効です。フォーカスがコントロールから移動すると同時に日付時刻値が検証されます。

入力時に、「2003.__.01」のような不完全なデータや「2002.02.31」のような存在しない日付時刻値が入力された場合、Value プロパティは null を返します。

スピンアクションを実行するときは、ValidateMode プロパティがどのモードであっても、日付時刻値は変更されます。スピンアクションの有効な範囲は、データを入力するときと同じです(上記の表を参照)。
参照

GcDateTime クラス
GcDateTime メンバ

 

 


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