ページをスクロールすることで画面上に表示されていない日付を表示できます。たとえば、月カレンダーで今月が表示されている状態で、先にページスクロールをすると翌月が表示されます。
CalendarGridでは、スクロールバーの操作において、スクロールの単位とスクロール量を設定できます。
スクロール単位の変更
GcCalendarGrid.VerticalScrollModeプロパティおよびHorizontalScrollModeプロパティを使用すると、スクロール操作で移動する単位を設定できます。移動の単位はセルまたはピクセルを指定できます。
次のコードでは、垂直方向をセル単位、水平方向をピクセル単位でのスクロール移動に設定します。
' 垂直方向のスクロール移動単位をセルに設定
GcCalendarGrid1.VerticalScrollMode = GrapeCity.Win.CalendarGrid.CalendarScrollMode.Cell
' 水平方向のスクロール移動単位をピクセルに設定
GcCalendarGrid1.HorizontalScrollMode = GrapeCity.Win.CalendarGrid.CalendarScrollMode.Pixel
// 垂直方向のスクロール移動単位をセルに設定
gcCalendarGrid1.VerticalScrollMode = GrapeCity.Win.CalendarGrid.CalendarScrollMode.Cell;
// 水平方向のスクロール移動単位をピクセルに設定
gcCalendarGrid1.HorizontalScrollMode = GrapeCity.Win.CalendarGrid.CalendarScrollMode.Pixel;
スクロール量の変更
GcCalendarGrid.VerticalScrollCountプロパティおよびHorizontalScrollCountプロパティを使用すると、スクロール操作で移動するスクロール量を設定できます。
' 垂直方向のスクロール移動量を設定
GcCalendarGrid1.VerticalScrollCount = 2
' 水平方向のスクロール移動単量を設定
GcCalendarGrid1.HorizontalScrollCount = 10
// 垂直方向のスクロール移動量を設定
gcCalendarGrid1.VerticalScrollCount = 2;
// 水平方向のスクロール移動単量を設定
gcCalendarGrid1.HorizontalScrollCount = 10;
コードによるページスクロール
GcCalendarGrid.Scrollメソッドを使用するとページをスクロールできます。次のコードでは、1ページずつスクロールします。
GcCalendarGrid1.Scroll(GrapeCity.Win.CalendarGrid.CalendarScrollUnit.Page, 1)
gcCalendarGrid1.Scroll(GrapeCity.Win.CalendarGrid.CalendarScrollUnit.Page, 1);
マウスドラッグによるスクロール
GcCalendarGrid.AllowDragPageScrollプロパティにTrueを設定すると、セルを選択したままマウスをドラッグすることで、セルの選択状態を保持したまま次のページにスクロールできます。
たとえば、月カレンダーで今月の日を選択したままの状態で、GcCalendarコントロールの右または下方向にマウスをドラッグすると、カレンダーが翌月以降にスクロールします。
GcCalendarGrid1.AllowDragPageScroll = True
gcCalendarGrid1.AllowDragPageScroll = true;
参照