GrapeCity CalendarGrid for Windows Forms 3.0J > CalendarGridの使い方 > トラブルシューティング > 環境依存文字を表示できない |
CalendarGridではGDI+互換モードによる文字描画を行う場合、環境依存文字が正しく描画されません。この現象は、当該文字を.NET Frameworkより提供されるGraphicsクラスのDrawStringメソッド呼び出しにて描画した場合と同様です。
ここで定義する環境依存文字とは次のものを指します。
CalendarGridはGDI+互換モードによる文字描画を行う場合には、このGraphicsクラスの機能を用いて非編集セルへの文字列描画などを行っていますので、描画される結果はすべて.NET Frameworkの仕様に依存します。
.NET Framework 2.0以降では新たにSystem.Windows.Forms.TextRendererクラスが追加されており、GraphicsクラスがGDI+ベースの文字列描画を行うのに対し、TextRendererクラスはGDIベースの文字列描画を行います。このTextRendererクラスメンバであるDrawTextメソッド呼び出しを行った場合、上記の環境依存文字は正しく描画されます。詳細についてはMSDNライブラリをご覧ください。
CalendarGridはCalendarCellStyle.UseCompatibleTextRenderingプロパティにFalseを設定した場合、GDIベースで文字列描画を行います。この場合は以下のように正しく描画されます。
GDI+の詳細は、「GDI+互換モード」を参照してください。
![]() |
注意
|