GrapeCity CalendarGrid for Windows Forms 3.0J
キーワードによる書式設定 (CalendarGcMaskCellType)

概要

CalendarGcMaskCell.Fields.AddRangeメソッドを使用すると、キーワードによる書式設定を利用できます。

AddRangeメソッドのオーバーロードの1つを使用することで、キーワードによる書式設定が可能です。書式を設定するには次のサンプルコードのようにAddRangeメソッドに文字列を設定して行います。

Imports InputManCell = GrapeCity.Win.CalendarGrid.InputMan

Dim today As DateTime = DateTime.Today

Dim GcMaskCellType As New InputManCell.CalendarGcMaskCellType()
' キーワードから書式を設定します。
GcMaskCellType.Fields.AddRange("\D{3}-\D{4}")

GcCalendarGrid1.Content(today).Rows(1).Cells(0).CellType = GcMaskCellType
GcCalendarGrid1.ScrollIntoView(today)
using InputManCell = GrapeCity.Win.CalendarGrid.InputMan;

var today = DateTime.Today;

var gcMaskCellType = new InputManCell.CalendarGcMaskCellType();
// キーワードから書式を設定します。
gcMaskCellType.Fields.AddRange("\\D{3}-\\D{4}");

gcCalendarGrid1.Content[today].Rows[1].Cells[0].CellType = gcMaskCellType;
gcCalendarGrid1.ScrollIntoView(today);


キーワード一覧

Addrange メソッドで使用可能なキーワード

  1.  主要なキーワード
    半角 全角 説明

    \A

    \A

    大文字のアルファベットを表します。[A-Z]または[A-Z]と同等です。

    \a

    \a

    小文字のアルファベットを表します。[a-z]または[a-z]と同等です。

    \D

    \D

    数字を表します。[0-9]または[0-9]と同等です。

    \B

    \B

    2進数を表します。[0-1]または[0-1]と同等です。

    \X

    \X

    16進数を表します。[0-9A-Fa-f]または[0-9A-Fa-f]と同等です。

    \W

    \W

    すべての英数字を表します。[a-zA-Z_0-9]または[a-zA-Z_0-9]と同等です。

    \K

    \K

    カタカナ(促音・拗音の小書き表記あり)を表します。

    \N

    \N

    カタカナ(促音・拗音の小書き表記なし)を表します。

    \H

    -

    すべての半角文字を表します。

    -

    \J

    ひらがな(促音・拗音の小書き表記あり)を表します。

    -

    \G

    ひらがな(促音・拗音の小書き表記なし)を表します。

    -

    \Z

    すべての全角文字を表します。

    -

    \T

    サロゲート ペア文字を表します。

    -

    \I

    JIS X 0208文字を表します。

    -

    \M

    Shift JIS文字を表します。

    -

    \V

    IVS(Ideographic Variation Sequence)文字を表します。

    注意 

    半角文字と全角文字は、その文字のShift-JISコードを使って識別されます。


  2. 補助的なキーワード
    メタ文字 説明

    []

    []内の文字のどれか1つにマッチすることを表します。

    ()

    ()内の文字列のどれか1つにマッチすることを表します。

    |

    ()内で使用し、文字列間の区切り文字として機能します。

    {n}

    直前のキーワードのn回の繰り返しを表します。

    {n,}

    直前のキーワードのn回以上の繰り返しを表します。

    {n,m}

    直前のキーワードのn回以上でm回以下の繰り返しを表します。

    *

    直前のキーワードの0回以上の繰り返しを表します。{0,}と同等です。

    +

    直前のキーワードの1回以上の繰り返しを表します。{1,}と同等です。

    ?

    直前のキーワードの0回または1回の繰り返しを表します。{0,1}と同等です。

    \(Chr(92))

    キーワードをリテラル文字として表示

    以下にキーワードでの書式設定の例をあげます。

    キーワード 表示例 説明

    \Z{0, 50}

    あア漢1Aa

    0文字以上、50文字以下のすべての全角を表します。

    \D{3, 5}

    1234

    3文字以上、5文字以下のすべての半角数字を表します。

    [1-3,a-c,A-C]{10}

    1234

    10文字の1,2,3,a,b,c,A,B,Cを表します。

    [A-Z]{0, 65535}

    ABCDE

    半角大文字アルファベットを表します。\Aと同等です。

    [H^a-z]{0, 65535}

    12ABアイウ

    小文字のアルファベットを除くすべての半角文字を表します。

    [^\T]{0, 65535}

    あア漢1Aa

    サロゲート ぺア文字を除くすべての文字を表します。


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