DioDocs for Excel
DioDocs for Excel
行の高さと列の幅の自動調整
機能 > ワークシート > 範囲の操作 > 行の高さと列の幅の自動調整

DioDocs for Excelでは、データに合わせて行の高さや列の幅が自動調整されます。自動調整機能を使用すると、セルの値が最適に収まるように行の高さや列の幅を調整できます。 

自動調整機能を用いるメリッ ト

データが大量であるスプレッドシートを操作する場合、一部のセルは値が途切れ(セルの幅・高さが小さすぎる場合)、または余分なスペースが含まれて(セルの幅・高さが大きすぎる場合)表示される場合があります。これを避けてスプレッドシートをよりきれいに表示させるために、DioDocs for Excelの自動調整機能を使用し、コンテンツがセル内に自動的に収まるように、列の幅と行の高さを調整することができます。

さらに、値全体の長さや占有する領域がわからない場合、スプレッドシート全体をスクロールする必要がなく、本機能を使用して行高や列幅を自動調整できます。

DioDocs for Excelの自動調整機能を使用する際に、下記の点に留意する必要があります。

次のコードは、ワークシートで行高と列幅を自動調整する方法を示します。

C#
コードのコピー
//ワークブックを初期化します
Workbook workbook = new Workbook();
        
//アクティブなワークシートを取得します
IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0];
        
//範囲幅「A1」の列幅を自動調整します
worksheet.Range["A1"].Value = "Grapecity Documents for Excel";
worksheet.Range["A1"].Columns.AutoFit();

//範囲 「B2」の行の高さを自動調整します
worksheet.Range["B2"].Value = "Grapecity";
worksheet.Range["B2"].Font.Size = 20;
worksheet.Range["B2"].Rows.AutoFit();

//範囲 「C3」の列幅と行の高さを自動調整します
worksheet.Range["C3"].Value = "Grapecity Documents for Excel";
worksheet.Range["C3"].Font.Size = 32;
worksheet.Range["C3"].AutoFit();

//ワークブックをxlsxに保存します
workbook.Save("AutoFitRowHeightColumnWidth.xlsx");

また、consideMergedCellパラメータを提供するオーバーロードされたAutoFitメソッドを使用することもできます。このパラメータをtrueに設定すると、結合されたセルの行の高さ(列方向)が自動調整されます。結合されたセルに複数行を含めることができないことに注意してください。次のコードは、上記を実現する方法を示します。

C#
コードのコピー
var workbook = new Workbook();
var sheet = workbook.ActiveSheet; sheet.Range["A1:D1"].Merge();
sheet.PageSetup.PrintGridlines = true;
sheet.Range["A1:D1"].WrapText = true;
sheet.Range["A1:D1"].Value = "結合されたセルの行の高さを列方向に自動的に合わせます。";
sheet.Range["A1:D1"].EntireRow.AutoFit(true);
workbook.Save("AutoFitMergeRow.xlsx");

上記のコードの実装結果は、Excelでは次のような表示になります。

DioDocs for Excelの自動調整機能には、次のような制限があります。

  1. Excelと同様に、AutoFitメソッドが結合されているセルに適用されません。
  2. テキストが折り返されているセルについては、列幅の自動調整はされません。
  3. メソッドでは、時間がかかり、スプレッドシートのパフォーマンスにも影響がありますので、 スプレッドシートアプリケーションの効率性を確保するには、これらのメソッドを控えめに使用するように推薦します。