DioDocs for Excel
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定義された名前
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定義された名前は、定数、テーブル、セル範囲、または数式に付けられた名前を指します。数式内で定義された名前を参照すると、数式が簡単に理解できるようになり、複雑な計算を必要とする書類を作成する場合などに特に役立ちます。

DioDocs for Excelでは、IWorkbookIWorksheetインタフェースのNamesプロパティを使用してセル範囲、数式および定数に名前を付けることができます。同様に、ITableインタフェースのNameプロパティを使用してテーブルに名前をつけることができます。

テーブルに名前を付ける

ITableインタフェースのNameプロパティを使用してテーブルに名前を付けることができます。テーブルはワークブックのスコープでのみ作成されるため、テーブルの名前のデフォルト範囲はワークブックです。テーブルの名前は MS Excel の「名前の管理」で確認できます。

次のサンプルコードは、テーブルに名前を付ける方法を示しています。

C#
コードのコピー
// テーブルに名前を付けます
ITable table = worksheet.Tables.Add(worksheet.Range["A1:F7"], true);
table.Name = "Master Table";

セル範囲、数式、定数に名前を付ける

WorkbookまたはWorksheetオブジェクトのNameプロパティを使用してセル範囲、数式、定数に名前を付けることができます。このプロパティは、名前と参照範囲/数式/定数を持つINameオブジェクトを追加します。Workbookオブジェクトに追加された名前の範囲はワークブックになり、Worksheetオブジェクトに追加された名前の範囲はワークシートになります。次のとおり、定義された名前は MS Excel の「名前の管理」で確認できます。

次のサンプルコードは、ワークブックの範囲でセル範囲、数式、定数に名前を付ける方法を示しています。

C#
コードのコピー
// ワークブックの範囲でセル範囲に名前を付けます
workbook.Names.Add("Range1", "Data Sheet!A1:C7");

// ワークブックの範囲で数式に名前を付けます
workbook.Names.Add("Sum", "=SUM(F2:F7)");

// ワークブックの範囲で定数に名前を付けます
workbook.Names.Add("pi", "3.14");

// ワークブックの範囲でセルに名前を付けます
workbook.Names.Add("Weight", "E1");

次のサンプルコードは、ワークシートの範囲でセル範囲、数式、定数に名前を付ける方法を示しています。

C#
コードのコピー
// ワークシートの範囲でセル範囲に名前を付けます
workbook.Worksheets[worksheet.Index].Names.Add("Range2", "Data Sheet!D1:F7");

// ワークシートの範囲で数式に名前を付けます
workbook.Worksheets[worksheet.Index].Names.Add("Count", "=COUNT(E2:E7)");

// ワークシートの範囲で定数に名前を付けます
workbook.Worksheets[worksheet.Index].Names.Add("Euler_Number", "2.71");

// ワークシートの範囲でセルに名前を付けます
workbook.Worksheets[worksheet.Index].Names.Add("Height", "F1");