DioDocs for Excel
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区切り文字付きCSVファイルのインポートとエクスポート
ファイル操作 > 区切り文字付きCSVファイルのインポートとエクスポート

DioDocs for Excel では、行、セルおよび列のカスタム区切り文字を使用するCSVファイルを開いて保存することができます。区切り文字としては、任意の記号文字を使用できます。たとえば、カンマ(,)、セミコロン(;)、引用符( "、 ')、中かっこ(()、{})、パイプ(|)、スラッシュ(/、\)、カラット(^)、タブ(\t )などを使用できます。

ユーザーが、必要に応じて、以下の3種類のカスタム区切り文字をCSVファイルにインポート・エクスポートできます。 これらの区切り文字は個々に機能し、相互に組み合わせて使用することはできません。

  1. 列の区切り文字 -ワークシート内の列を区切る文字です。デフォルトでは、列区切り文字は文字列型であり、ユーザーが次の表に記載されているプロパティによって列の区切り文字を取得または設定できます。

    プロパティ 説明
    CsvOpenOptions.ColumnSeparator CSVファイルを開くときに列区切り文字を取得または設定します。
    CsvSaveOptions.ColumnSeparator CSVファイルを保存するときに列区切り文字を取得または設定します。

  2. 行の区切り文字 - ワークシートの行を区切る文字です。デフォルトでは、行区切り文字は文字列型であり、ユーザーが次の表のプロパティによって行の区切り文字を取得または設定できます。

    プロパティ 説明
    CsvOpenOptions.RowSeparator CSVファイルを開くときに行区切り文字を取得または設定します。
    CsvSaveOptions.RowSeparator CSVファイルを保存するときに行区切り文字を取得または設定します。

  3. セルの区切り文字 - ワークシート内のセルを区切る文字です。デフォルトでは、セル区切り文字は文字型であり、ユーザーが次の表のプロパティによってセルの区切り文字を取得または設定できます。

    プロパティ 説明
    CsvOpenOptions.CellSeparator CSVファイルを開くときにセルの区切り文字を取得または設定します。
    CsvSaveOptions.CellSeparator CSVファイルを保存するときにセルの区切り文字を取得または設定します。

コードの使用

次のコードは、CsvOpenOptionsクラスを使用して区切り文字を含むCSVファイルをインポート・エクスポートする方法を示します。

C#
コードのコピー
//ワークブックを初期化します
Workbook workbook = new Workbook();
        
//既定のワークシートを取得します
IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0];

//CSVを開く際、ColumnSeparator、RowSeparatorおよびCellOperatorを設定します
var openOption = new CsvOpenOptions();
openOption.ColumnSeparator = ",";
openOption.RowSeparator = "\r\n";
openOption.CellSeparator = '"';

//ワークブックでCSVを開きます
workbook.Open(@"test.csv", openOption);

//ワークブックをCSVとして保存します
workbook.Save(@"4-OpenCSVDelimeterRowColumnCell.csv");

次のコードは、CsvSaveOptions クラスを使用して区切り文字を含むCSVファイルをインポート・エクスポートする方法を示します。

C#
コードのコピー
//ワークブックを初期化します
Workbook workbook = new Workbook();
        
//既定のワークシートを取得します
IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0];

object[,] data = new object[,]{
 {"Name", "City", "Birthday", "Sex", "Weight", "Height"},
 {"Bob", "NewYork", new DateTime(1968, 6, 8), "male", 80, 180},
 {"Betty", "NewYork", new DateTime(1972, 7, 3), "female", 72, 168},
 {"Gary", "NewYork", new DateTime(1964, 3, 2), "male", 71, 179},
 {"Hunk", "Washington", new DateTime(1972, 8, 8), "male", 80, 171},
 {"Cherry", "Washington", new DateTime(1986, 2, 2), "female", 58, 161},
 { "Eva", "Washington", new DateTime(1993, 2, 5), "female", 71, 180}};

//データを設定します
worksheet.Range["A1:F5"].Value = data;
worksheet.Range["A:F"].ColumnWidth = 20;

//CSVを保存する際、ColumnSeparator、RowSeparatorおよびCellOperatorを設定します
var saveOption = new CsvSaveOptions();
saveOption.ColumnSeparator = ",";
saveOption.RowSeparator = "\r\n";
saveOption.CellSeparator = '"';

//ワークブックをCSVとして保存します
workbook.Save(@"SaveCSVDelimiterRowColumnCell.csv", saveOption);