DioDocs for Excel では、行、セルおよび列のカスタム区切り文字を使用するCSVファイルを開いて保存することができます。区切り文字としては、任意の記号文字を使用できます。たとえば、カンマ(,)、セミコロン(;)、引用符( "、 ')、中かっこ(()、{})、パイプ(|)、スラッシュ(/、\)、カラット(^)、タブ(\t )などを使用できます。
ユーザーが、必要に応じて、以下の3種類のカスタム区切り文字をCSVファイルにインポート・エクスポートできます。 これらの区切り文字は個々に機能し、相互に組み合わせて使用することはできません。
プロパティ | 説明 |
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CsvOpenOptions.ColumnSeparator | CSVファイルを開くときに列区切り文字を取得または設定します。 |
CsvSaveOptions.ColumnSeparator | CSVファイルを保存するときに列区切り文字を取得または設定します。 |
プロパティ | 説明 |
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CsvOpenOptions.RowSeparator | CSVファイルを開くときに行区切り文字を取得または設定します。 |
CsvSaveOptions.RowSeparator | CSVファイルを保存するときに行区切り文字を取得または設定します。 |
プロパティ | 説明 |
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CsvOpenOptions.CellSeparator | CSVファイルを開くときにセルの区切り文字を取得または設定します。 |
CsvSaveOptions.CellSeparator | CSVファイルを保存するときにセルの区切り文字を取得または設定します。 |
次のコードは、CsvOpenOptionsクラスを使用して区切り文字を含むCSVファイルをインポート・エクスポートする方法を示します。
C# |
コードのコピー
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//ワークブックを初期化します Workbook workbook = new Workbook(); //既定のワークシートを取得します IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0]; //CSVを開く際、ColumnSeparator、RowSeparatorおよびCellOperatorを設定します var openOption = new CsvOpenOptions(); openOption.ColumnSeparator = ","; openOption.RowSeparator = "\r\n"; openOption.CellSeparator = '"'; //ワークブックでCSVを開きます workbook.Open(@"test.csv", openOption); //ワークブックをCSVとして保存します workbook.Save(@"4-OpenCSVDelimeterRowColumnCell.csv"); |
次のコードは、CsvSaveOptions クラスを使用して区切り文字を含むCSVファイルをインポート・エクスポートする方法を示します。
C# |
コードのコピー
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//ワークブックを初期化します Workbook workbook = new Workbook(); //既定のワークシートを取得します IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0]; object[,] data = new object[,]{ {"Name", "City", "Birthday", "Sex", "Weight", "Height"}, {"Bob", "NewYork", new DateTime(1968, 6, 8), "male", 80, 180}, {"Betty", "NewYork", new DateTime(1972, 7, 3), "female", 72, 168}, {"Gary", "NewYork", new DateTime(1964, 3, 2), "male", 71, 179}, {"Hunk", "Washington", new DateTime(1972, 8, 8), "male", 80, 171}, {"Cherry", "Washington", new DateTime(1986, 2, 2), "female", 58, 161}, { "Eva", "Washington", new DateTime(1993, 2, 5), "female", 71, 180}}; //データを設定します worksheet.Range["A1:F5"].Value = data; worksheet.Range["A:F"].ColumnWidth = 20; //CSVを保存する際、ColumnSeparator、RowSeparatorおよびCellOperatorを設定します var saveOption = new CsvSaveOptions(); saveOption.ColumnSeparator = ","; saveOption.RowSeparator = "\r\n"; saveOption.CellSeparator = '"'; //ワークブックをCSVとして保存します workbook.Save(@"SaveCSVDelimiterRowColumnCell.csv", saveOption); |