DioDocs for Excel
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使用範囲の操作
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使用範囲とは、使用されているセル範囲の矩形で、指定されたワークシート内の使用範囲に対応する IRange オブジェクトを返します。

DioDocs for Excel では、次の 3 つの方法で、ワークシート内で既に使用されているセル範囲を操作できます。

ワークシートの使用範囲の操作

ワークシートの使用範囲を操作するには、まず IWorksheet インタフェースの UsedRange プロパティを使用して、使用範囲を取得する必要があります。その後、IRange インタフェースのプロパティを使用して、使用範囲をカスタマイズできます。

使用範囲を取得してカスタマイズする方法については、次のサンプルコードを参照してください。

C#
コードのコピー
worksheet.Range["H6:M7"].Value = 1;
worksheet.Range["J9:J10"].Merge();

//使用範囲は「H6:M10」
var usedrange = worksheet.UsedRange;

//使用範囲をカスタマイズします
usedrange.HorizontalAlignment = HorizontalAlignment.Center;

機能に関連した使用範囲の操作

機能に関連した使用範囲の操作するには、IWorksheet インタフェースの GetUsedRange メソッドを使用して、機能に関連した使用範囲を取得する必要があります。その後、IRange インタフェースのプロパティを使用して、使用範囲をカスタマイズできます。

機能に関連した使用範囲を取得してカスタマイズする方法については、次のサンプルコードを参照してください。

C#
コードのコピー
IComment commentA1 = worksheet.Range["A1"].AddComment("Range A1's comment.");
IComment commentA2 = worksheet.Range["A2"].AddComment("Range A2's comment.");

//コメントの使用範囲は「A1:D5」(図形としてのコメントのプロット領域を含む)
IRange commentUsedRange = worksheet.GetUsedRange(UsedRangeType.Comment);

//使用範囲をカスタマイズします
commentUsedRange.Interior.Color = Color.LightYellow;

選択範囲内の使用範囲の操作

選択範囲内の使用範囲を操作するには、IRange インタフェースの UsedRange プロパティまたは GetUsedRange メソッドを使用して、使用範囲を取得します。その後、IRange インターフェースのプロパティを使用して、使用範囲をカスタマイズできます。

メモ:選択範囲が連続していない場合、GetUsedRange メソッドは最初の範囲内の使用範囲を返します。
C#
コードのコピー
worksheet.Range["B5"].Value = "grapecity";
worksheet.Range["D9"].Value = "grapecity";
worksheet.Range["F7"].Value = "grapecity";

// 使用範囲1は「B5:D9」です。
IRange usedRange1 = workbook.Worksheets[0].Range["B3:E10"].GetUsedRange(UsedRangeType.Data);
usedRange1.Interior.Color = Color.Blue;

// 使用範囲2 は「F7」です。
IRange usedRange2 = workbook.Worksheets[0].Range["E1:F8"].UsedRange;
usedRange2.Interior.Color = Color.Red;

上記の方法のいずれかを使用してセルの使用範囲を取得したら、その範囲を自由にカスタマイズすることができます。例えば、行の高さや列の幅を設定したり、行の非表示や列の非表示の設定を調整したり、グループ化や結合などの特定の便利な操作を実行したり、ワークシートの使用範囲に値、数式、コメントを追加したりすることができます。

使用範囲を取得する方法については、DioDocs for Excel サンプルブラウザを参照してください。

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