DioDocs for Excel では、ワークブックの表示をパーソナライズすることができます。IWorkbookインタフェースのBookViewプロパティを使用して、ワークブックのビューを必要に応じて設定することができます。また、IWorkbookViewインタフェースのDisplayHorizontalScrollBar、DisplayVerticalScrollBar、DisplayWorkbookTabs、TabRatioなどのプロパティを使用して、ワークブックの表示設定をカスタマイズできます。
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//ワークブックのビューを設定します IWorkbook workbook = new Workbook(); var bookView = workbook.BookView; bookView.DisplayHorizontalScrollBar = true; bookView.DisplayVerticalScrollBar = true; bookView.DisplayWorkbookTabs = true; bookView.TabRatio = 0.8; |
DioDocs for Excelでは、プロパティまたはメソッドをカスタマイズして作成したビューをカスタムビューとして保存することもできます。IWorkbook.CustomViewsプロパティを使用して、ワークブックに格納されているカスタムビューのコレクションを表します。コレクション内の各カスタムビューはICustomViewオブジェクトで表され、現在のワークブック内のすべてのワークシートのビュー状態を格納します。各カスタムビューに、Name, RowColSettings と PrintSettings などのプロパティを設定できます。新しいカスタムビューを追加するには、Addメソッドを使用できます。カスタムビュー名がコレクションにすでに存在する場合、新しいビューは既存のカスタムビューを上書きします。カスタムビューをワークブックに適用するには、ICustomView.Showメソッドを使用できます。同様に、ICustomView.Deleteメソッドを呼び出して、コレクションからカスタムビューを削除できます。
メモ: 以下の場合、Addメソッドはカスタムビューの追加を許可せず、例外をスローします。
C# |
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IWorkbook workbook = new Workbook(); IWorksheet worksheet1 = workbook.ActiveSheet; IWorksheet worksheet2 = workbook.Worksheets.Add(); worksheet1.Range["J12"].Value = 1; worksheet2.Range["J12"].Value = 2; //標準ビューを追加します workbook.CustomViews.Add("Normal", true, true); worksheet1.PageSetup.PrintArea = "$C$4:$J$12"; worksheet2.PageSetup.PaperSize = PaperSize.A4; //すべてのワークシートのページ設定を保存する新しいビューを追加します workbook.CustomViews.Add("PrintSetting", true, false); worksheet1.Range["5:6"].Hidden = true; worksheet2.Range["5:6"].Hidden = true; //現在の非表示の行/列とすべてのワークシートのフィルタ設定を保存する新しいビューを追加します workbook.CustomViews.Add("HiddenRows", false, true); //PrintSettingカスタムビューを適用します workbook.CustomViews["PrintSetting"].Show(); //エクスポートされたファイルでは、ユーザーはカスタムビューを切り替えることができます workbook.Save("CustomViewAdd.xlsx"); |