範囲とはセルのグループを指しますが、テーブルとは事前に書式設定されて整理されたセルの動的な範囲を指します。 DioDocs for Excel では、範囲をテーブルに変換するのと同じように、テーブルを範囲に変換することもできます。この機能は、テーブルではサポートされていない動的配列のような機能を使用したいが、テーブルのような書式を維持したい場合に便利です。
このような場合に対応するため、DioDocs for Excel ではITableインタフェースのConvertToRange()メソッドにより、テーブルのスタイルを失うことなくテーブルをセル範囲に変換することができます。なお、テーブルをセル範囲に変換すると、セルデータ、テーブルの書式設定、数式は保持されますが、テーブルの機能は失われます。また、数式や定義された名前で使用されるテーブル参照はセル参照に変換されることに注意してください。
DioDocs for Excel でテーブルをセル範囲に変換する方法については、次のサンプルコードを参照してください。
C# |
コードのコピー
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//テーブルを追加します ITable table = worksheet.Tables.Add(worksheet.Range["A9:D13"], true); //テーブルを範囲に変換します table.ConvertToRange(); |