チャート上にデータをプロットする際、空白セルの視覚化が必要になる場合があります。そのような場合、空白の値を「空白」、「ゼロ」、または「データ要素を線で結ぶ」としてチャートに表示することができます。この機能は、欠落したデータをチャートにプロットするのに役立ち、これによりユーザーはデータの問題をすばやく特定して修正することができます。

Excelと同様に、DioDocs for Excel では、DisplayBlanksAs プロパティを使用して、空白セルをチャートに表示できます。このプロパティは、DisplayBlankAs 列挙体からの値を受け入れ、次の3つの値があります。

• Interpolated- 空白セルは「データ要素を線で結ぶ」として表示されます。
• NotPlotted- 空白セルは「空白」として表示されます。
• Zero - 空白セルは「ゼロ」として表示されます。

このプロパティは、DisplayNaAsBlank プロパティが true に設定された場合に特に役立ちます。詳細については、「#NA 値のセルの表示」を参照してください。

次の図は、DisplayBlankAs プロパティが NotPlotted、Zero、または Interpolated に設定された場合に、4日の値が空白となっている毎日の降雨量チャートがどのようにプロットされるのかを示しています。

DisplayBlankAs = NotPlotted	DisplayBlankAs = Zero	DisplayBlankAs = Interpolated

コードの使用

次のコードは、空白セルをゼロとしてプロットするように DisplayBlankAs プロパティを設定する方法を示しています。

//空白セルをゼロとして表示します
shape.Chart.DisplayBlanksAs = DisplayBlanksAs.Zero;