多くの組織は、製品在庫、採用情報、価格表などをExcelファイルで管理します。このようなデータをWeb サイトで公開すると、お客様に対して非常に便利です。だから、HTMLへのエクスポートが重要な機能になります。
DioDocs for Excelでは、ワークブック、ワークシート、またはワークシート内の特定の範囲をHTMLにエクスポートすることができます。デフォルトでは、HTMLファイルと追加のファイルを含むフォルダがエクスポートされます。これらの追加のファイルは、ワークシート内の画像、ワークブック内の他のワークシートの.htmファイル、またはhtmlファイルのスタイルが定義されたCSSファイルです。ただし、ワークシートまたはワークシートの任意の範囲をエクスポートするときに、単一のHTMLファイルのみをエクスポートすることもできます。
HtmlSaveOptionsクラスのさまざまなプロパティを使用して、見出し、グリッド線、ドキュメントプロパティをエクスポートしたり、幅のサイズ変更、ページタイトル、ツールチップテキストの表示などの設定を適用したりすることで、エクスポートされたコンテンツを制御できます。
HtmlSaveOptionsクラスのExportCssSeparatelyプロパティは、CSSファイルを追加のフォルダで個別にエクスポートします。このプロパティのデフォルト値はtrueです。Falseに設定すると、CSSのデータが各ワークシートに直接エクスポートされ、別個のCSSファイルが作成されません。
HtmlSaveOptions クラスの CssExportType プロパティは、CssExportType 列挙を使用して HTML ファイルとともに CSS ファイルをエクスポートできるオプションを提供します。CssExportType 列挙体を使用すると、CSS を別のファイル (追加フォルダ内)、HTML の style タグ内、または HTML 要素内の style 属性にエクスポートできます。
メモ:DioDocs for Excel がライセンス認証されていない場合は、以下の問題が発生します。
IWorkbookインタフェースのSaveメソッドを使用することで、ワークブックをHTMLにエクスポートできます。
ワークブックのHTMLファイルと追加のファイルがあるサブフォルダを含むzipフォルダに、ワークブックをエクスポートする方法については、次のサンプルコードを参照してください。
C# |
コードのコピー
|
---|---|
//zip ファイルを保存するストリームを作成します FileStream outputStream = new FileStream("saveworkbooktohtml.zip", FileMode.Create); //ワークブックを初期化します var workbook = new Workbook(); workbook.Open("pricelist.xlsx"); //ワークブックをHTML形式に保存します workbook.Save(outputStream, SaveFileFormat.Html); //ストリームを閉じます outputStream.Close(); |
IWorkbookインタフェースのSaveメソッドを使用することで、ワークシートをHTMLファイルにエクスポートできます。ワークシートの見出しとグリッド線をエクスポートするには、HtmlSaveOptionsクラスのExportHeadingsおよびExportGridlinesプロパティを使用できます。また、ExportSheetNameプロパティを使用して、エクスポートするワークシートを定義できます。
ワークシートのHTMLファイルと追加のファイルがあるサブフォルダを含むzipフォルダに、ワークシートをエクスポートする方法については、次のサンプルコードを参照してください。
C# |
コードのコピー
|
---|---|
//zip ファイルを保存するストリームを作成します FileStream outputStream = new FileStream("saveworksheettohtml.zip", FileMode.Create); //ワークブックを初期化します var workbook = new Workbook(); workbook.Open("hiringpositions.xlsx"); HtmlSaveOptions options = new HtmlSaveOptions(); //エクスポートする行または列の見出しを設定します options.ExportHeadings = true; //エクスポートするグリッド線を設定します options.ExportGridlines = true; //先頭のシートをエクスポートします options.ExportSheetName = workbook.Worksheets[0].Name; //エクスポートされたファイルの名前を設定します options.ExportFileName = "hiringdetails"; workbook.Save(outputStream, options); //ストリームを閉じます outputStream.Close(); |
以下のコードのように、HtmlSaveOptionsクラスの特定のプロパティを設定して、ワークシートを単一のHTMLファイルにエクスポートすることができます。
C# |
コードのコピー
|
---|---|
Workbook workbook = new Workbook(); //XLSXファイルを開きます workbook.Open("productlist.xlsx"); IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0]; //HtmlSaveOptionsを作成します HtmlSaveOptions options = new HtmlSaveOptions(); //先頭のシートをエクスポートします options.ExportSheetName = workbook.Worksheets[0].Name; //エクスポートされた画像をBase64として設定します options.ExportImageAsBase64 = true; //エクスポートされたCSSスタイル情報をHTMLファイルに設定します options.ExportCssSeparately = false; //HTMLで単一のタブをエクスポートしないように設定します options.ExportSingleTab = false; //先頭のシートをHTMLに保存します workbook.Save("saveworksheettosinglehtml.html", options); |
IWorkbookインタフェースのSaveメソッドを使用することで、ワークシート内の任意のセル範囲をHTMLファイルにエクスポートできます。また、HtmlSaveOptionsクラスのExportAreaプロパティを使用して、エクスポートする範囲を定義できます。
セル範囲のHTMLファイルと追加のファイルがあるサブフォルダを含むzipフォルダに、ワークシートの範囲をエクスポートする方法については、次のサンプルコードを参照してください。
C# |
コードのコピー
|
---|---|
//zip ファイルを保存するストリームを作成します FileStream outputStream = new FileStream("saverangetohtml.zip", FileMode.Create); //ワークブックを初期化します var workbook = new Workbook(); workbook.Open("projecttracker.xlsx"); HtmlSaveOptions options = new HtmlSaveOptions(); //先頭のシートをエクスポートします options.ExportSheetName = workbook.Worksheets[0].Name; //エクスポート領域を設定します options.ExportArea = "D2:G23"; //エクスポートされたファイルの名前を設定します options.ExportFileName = "range"; //HTMLファイルの幅を変更できるように設定します options.IsWidthScalable = true; workbook.Save(outputStream, options); //ストリームを閉じます outputStream.Close(); |
以下のコードのように、HtmlSaveOptionsクラスの特定のプロパティを設定して、ワークシート内のセル範囲を単一のHTMLファイルにエクスポートすることができます。
C# |
コードのコピー
|
---|---|
Workbook workbook = new Workbook(); //XLSXファイルを開きます workbook.Open("netprofit.xlsx"); IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0]; //HtmlSaveOptionsを作成します HtmlSaveOptions options = new HtmlSaveOptions(); //エクスポートされたシートの名前を指定します。 options.ExportSheetName = workbook.Worksheets[0].Name; //エクスポート領域を設定します options.ExportArea = "D2:G23"; //エクスポートされた画像をBase64として設定します options.ExportImageAsBase64 = true; //エクスポートされたCSSスタイル情報をHTMLファイルに設定します options.ExportCssSeparately = false; //HTMLで単一のタブをエクスポートしないように設定します options.ExportSingleTab = false; //先頭のシートの指定されたセル範囲をHTMLに保存します workbook.Save("range.html", options); |
制限事項
HTMLにエクスポートする際、以下の機能はサポートされません。