DioDocs for Excel では、チャートを PDF ファイルにエクスポートすることができます。これを使用して、金融業務、営業とマーケティング、ヘルスケアなどのスプレッドシートから PDF ファイルを簡単に作成することが可能です。PDF ファイルにエクスポートするとき、次のチャートタイプがサポートされます。
以下のコードは、チャートを含む Excelファイルを PDF にエクスポートする方法を示します。
C# |
コードのコピー
|
---|---|
// ワークブックを初期化します Workbook workbook = new Workbook(); // 既定のワークシートを取得します IWorksheet worksheet = workbook.Worksheets[0]; IShape shape = worksheet.Shapes.AddChart(ChartType.ColumnStacked, 50, 120, 350, 250); worksheet.Range["A1:D6"].Value = new object[,] { {null, "S1", "S2", "S3"}, {"Item1", 10, 25, 25}, {"Item2", -51, -36, 27}, {"Item3", 52, -85, -30}, {"Item4", 22, 65, 65}, {"Item5", 23, 69, 69} }; shape.Chart.SeriesCollection.Add(worksheet.Range["A1:D6"], RowCol.Columns, true, true); // ワークシートをPDFに保存します workbook.Save(@"ExportChartsToPDF.pdf", SaveFileFormat.Pdf); |
以下の種類のチャートのPDFへの出力はサポートしていないため、PDFには何も出力されません。
以下は、チャートをPDF出力した際の、各機能におけるサポート/未サポートの設定一覧です。未サポートの設定を含むチャートはExcelと同じようにPDFに出力できない場合があります。
全チャートで使用される共通機能
機能 |
設定 |
サポート状態 |
チャートタイトル |
フォントサイズ |
〇 |
フォントの色 |
〇 |
|
枠線 |
〇 |
|
塗りつぶし |
〇 |
|
プロット領域との重なり |
× |
|
ユーザー設定の角度 |
× |
|
文字列の方向 |
× |
|
プロット領域 |
枠線 |
〇 |
塗りつぶし |
〇 |
|
フリーレイアウト(サイズ変更) |
〇 |
|
軸 |
表示/非表示 |
〇 |
塗りつぶし |
〇 |
|
軸ラベル |
〇 |
|
フリーレイアウトの軸ラベル |
× |
|
枠線 |
〇 |
|
文字列の角度 |
× |
|
境界値の最大値/最小値 |
〇 (「自動」に設定されている場合、MS ExcelとDioDocs for Excelでは描画された結果が違う場合があります。) |
|
単位の主/補助 |
||
横軸との交点 |
× |
|
表示単位 |
〇 |
|
対数目盛の表示 |
〇 |
|
軸の反転 |
〇 |
|
目盛り |
〇 |
|
ラベルの位置 |
〇 |
|
数値形式 |
〇 |
|
データラベル |
塗りつぶし |
〇 |
枠線 |
〇 |
|
フォント |
〇 |
|
ラベルの位置 |
〇 |
|
数値形式 |
〇 |
|
ラベルの内容(系列名、値など) |
〇 |
|
データテーブル |
× |
|
エラーバー |
方向 |
〇(エクスポートされた PDF には違いがある場合があります。) |
終点のスタイル |
||
誤差範囲 |
||
目盛線 |
主軸/補助軸 |
〇 |
値軸 |
〇 |
|
カテゴリ軸 |
〇 |
|
色 |
〇 |
|
凡例 |
塗りつぶし |
〇 |
枠線 |
〇 |
|
凡例の位置(上下左右) |
〇 |
|
フリーレイアウト(サイズ変更) |
〇 |
|
近似曲線 |
〇 |
|
系列のオプション |
主軸 |
〇 |
第2軸 |
〇 |
|
系列の重なり |
〇 |
|
要素の間隔 |
〇 |
|
塗りつぶし |
〇 |
|
枠線 |
〇 |
折れ線チャート
Excelへのエクスポート | PDFへのエクスポート |
以下は、PDFにエクスポートしたときに折れ線チャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 | サポート状態 |
線 |
線(単色) |
〇 |
線(グラデーション) |
× |
|
幅 |
〇 |
|
一重線/多重線 |
× |
|
線の結合点 |
× |
|
実線/点線 |
〇 |
|
始点矢印 |
× |
|
終点矢印 |
× |
|
平滑線 |
〇 |
|
マーカー |
サイズ |
〇 |
塗りつぶし |
〇 |
|
枠線 |
〇 |
|
降下線 |
- |
× |
高低線 |
- |
× |
ローソク |
- |
× |
円チャート
Excelへの出力 | PDFへの出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときに円チャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
設定 |
チャートの基線位置 |
〇 |
要素の切り離し |
× |
|
ドーナツチャート |
ドーナツの穴の大きさ |
〇 |
横棒チャート
Excel出力 | PDF出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときに横棒チャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
系列のオプション |
系列の重なり |
× |
要素の間隔 | 〇 |
散布図
Excelへの出力 | PDFへの出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときに散布図でサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
チャートタイプ |
散布図 |
〇 |
散布図(平滑線とマーカー) |
〇 |
|
散布図(平滑線) |
〇 |
|
散布図(直線とマーカー) |
〇 |
|
散布図(直線) |
〇 |
|
バブル |
〇 |
|
3-D 効果付きバブル |
× |
|
バブルの設定 | サイズの表示 |
× |
バブルサイズの調整 |
× |
|
線 | 平滑線 |
〇 |
株価チャート
Excelへの出力 | PDFへの出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときに株価チャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
共通機能 |
線の色 |
〇 |
株 |
〇 |
|
実線/点線 |
× |
|
一重線/多重線 |
× |
|
線の結合点 |
× |
|
系列のマーカー |
× |
|
系列の線 |
× |
|
株価チャート(始値-高値-安値-終値) |
要素の間隔 |
× |
陰線の塗りつぶし |
〇 |
|
陰線の枠線 |
× |
|
陽線 |
× |
|
株価チャート(出来高-高値-安値-終値)/株価チャート(出来高-始値-高値-安値-終値) |
出来高の塗りつぶし |
〇 |
出来高の枠線 |
× |
レーダーチャート
Excelへの出力 | PDFへの出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときにレーダーチャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
チャートタイプ |
レーダー |
〇 |
マーカー付きレーダー |
〇 |
|
塗りつぶしレーダー |
〇 |
|
系列の線 |
幅 |
〇 |
色 |
〇 |
|
マーカー |
種類 |
〇 |
サイズ |
〇 |
|
塗りつぶし |
〇 |
|
枠線 |
〇 |
ツリーマップチャート
Excelへの出力 | PDFへの出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときにツリーマップチャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
系列のオプション |
ラベルオプション:バナー |
× |
ラベルオプション:重ねる |
× |
|
データラベルのオプション |
ラベルの内容(系列名、値など) |
× |
数値書式 |
× |
|
フォント |
〇 |
|
色 |
〇 |
|
データ要素の書式設定 |
塗りつぶし |
〇(第 1 レベルのデータ要素のみがサポートされます。) |
枠線 |
× |
サンバーストチャート
Excelへの出力 | PDFへの出力 |
以下は、PDFにエクスポートしたときにサンバーストチャートでサポートされている機能を示しています。
機能 |
設定 |
サポート状態 |
プロット領域 |
塗りつぶし |
× |
ラベルオプション |
ラベルの内容(系列、値など) |
× |
数値書式 |
× |
|
フォント |
〇 | |
色 |
〇 | |
データ要素の書式設定 |
塗りつぶし |
〇(第 1 レベルのデータ要素のみがサポートされます。) |
枠線 |
〇 |